佐藤江梨子 × 瑛太 W主演 映画『リングサイド・ストーリー』カリコレ2017舞台挨拶に 黒潮“イケメン”二郎 が登場

7月15日(土)、“新宿シネマカリテ”が贈る魅惑の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション 2017」(略して「カリコレ 2017」)のオープニング作品として、10月14日(土)より全国公開される佐藤江梨子×瑛太のW主演映画『リングサイド・ストーリー』が招かれ、武正晴監督、企画・プロデュースの李鳳宇、黒潮“イケメン”二郎(WRESTLE-1(レッスルワン)所属)が舞台挨拶を行った。

カリコレイベント写真FIX (1)

監督は、「黒潮“イケメン”二郎さんは、初めて演技をするとうかがっていたので、彼への演技指導は少しだけやりましたが、心配することがなかったです。非常に上手でした。レスラーの皆さんは、リングの上ですごいパフォーマンスをしている。こういうものを撮りたいなあと思っていると、レスラーの皆さんが世界をひろげてくださるので、僕たちが観たいものになっていったのが凄いです。舞台の上で表現することやお客さんを目の前にして場内を沸かせるとか、本当に俳優さんみたいだなあと。お客さんを盛り上げることを考えている点は、映画と一緒だと思います。舞台の上にあがって何かをすることは、すべてお客さんのためなのですよね。主演の瑛太さんなど俳優陣も、プロレスや K-1 など実際の選手と演じることで化学変化を起こしていました。今回、瑛太さんはダメ男を演じていますが、『カッコイイ人が格好悪いことをやってくれるのが、カッコイイ!』と改めて感じました。イケメンさんも、泥臭く演じてくれて、本当にかっこ良かった!」とコメントした。

また、オリジナル作品である本作に対して、誕生秘話も暴露し、「映画『百円の恋』のシナリオライター足立紳さんが、昔、実際に奥さんに食べさせてもらっていたのだけど、彼女が職場をクビになって生活が厳しくなった時、普通なら自分が働こうとするだろうに、自分は働かずに奥さんをたぶらかして、自分の大好きなプロレス会社の広報に就職させようとしたエピソードが、この作品を生み出すヒントになりました」 と語った。

企画・エグゼクティブの李も、「日本映画は今、オリジナルのシナリオがほとんどないのです。90%以上、いや、100%近く原作ありきの作品となっています。武監督も僕もオリジナルシナリオにこだわりをもって作品作りをしており、そういう意味で武監督は、邦画でオリジナルを目指している数少ない監督と言えます。アクションと人間ドラマを絶妙なタッチで描ける、日本映画のホープだと思います。アクションをここまで極めた映画は、この作品で最後になるのではないかと思えるくらい素晴らしい。K-1やプロレスのトップアスリートである本物の選手が役を演じていることからも、うなずけるのではと思います。瑛太さんも選手たちのアクションについていこうと、ジムに通って体を鍛えたほどです」と話した。

演技デビューを果たした黒潮“イケメン”二郎は、「演技など1度もしたことないので、映画のオファーがきて『まさか?』とビックリしました。今回、本当に人生初の演技をしてみました。台本に、自分が演じる梅宮という役について『梅宮の鍛え上げられた肉体美』と書かれていて、ワ〜ッ!!!と。いつもジャケットを着てリングにのぼっているので、「肉体美!」と(笑)、リングネームをつくってもらうと、その役に段々ハマっていき、与えられたものを演じていく自分がいるのは確かです。監督の話を聞いていて、そういうところは、俳優という職業に通じる部分があるのだなあと思いました」と語った。

最後に、これから映画を観るお客様に向け監督は、「この上映にお越しいただいた皆さんが、初めてこの作品を観ていただくお客さんです。少しでも面白いと思っていただければ、皆さんから他の方に伝えていただきたいです。映画は最終的にはお客さんが作っていってくれるものだと思います。どうぞ楽しんで下さい!」と思いをぶつけ、李は、「映画を一生懸命つくりました。映画は作って完成はしません。お客さんが いて完成します。こうして皆さんが映画を完成させてくださり、ありがとうございます」と感謝を述べた。黒潮“イケメン”二郎は「本当に演技も映画館での舞台挨拶も何もかもが初めてなので、緊張しておりますし、勉強になります。この後スクリーンで、僕の肉体美を観ていただきたいと思います!(笑)」と笑いを誘い、舞台挨拶は終了した。

映画『リングサイド・ストーリー』は、10月14日(土)より新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開。

『リングサイド・ストーリー』
10月14日(土)新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開
監督:武正晴
出演:佐藤江梨子 瑛太 有薗芳記 田中要次 伊藤俊輔 奈緒 村上和成 高橋和也 峯村リエ 武藤敬司 武尊 黒潮“イケメン”二郎 菅原大吉 小宮孝泰 前野朋哉 角替和枝 近藤芳正 余貴美子
配給:彩プロ

STORY  「俳優ってのはなっ!人に非ずって書くんだよ!」 「役者なら、一世一代の演技見せてよ!」 10年付き合い同棲中の江ノ島カナコ(佐藤江梨子)の彼は、ヒモ?同然の売れない役者“村上ヒデオ”(瑛太)。 出会った頃、舞台袖で見たヒデオは輝いていて、7年前大河ドラマに出た時は、カンヌ映画祭に連れていってくれると信じていた。最近は、相変わらずオーディションに落ち続け、マネージャー百木(近藤芳正)が決めたエロVシネの大役さえ、撮影当日にドタキャンする始末。ある日、カナコは勤め先の弁当工場を突然クビになり生活は大ピンチ! プロレス好きだったヒデオは、武藤敬司率いるプロレス団体「WRESTLE-1(レッスルワン)」の広報が人員募集している事を知り、彼女の職探しをアシストする。しかし新天地でイキイキと働きだし、自分を構わないカナコを、浮気していると勘違いして嫉妬に狂ったヒデオは、とんでもない事件を起こしてしまう。事件のケリをつけるため、K-1チャンピオン和希(武尊(たける))との一騎討ちを命じられたヒデオ。果たして、愛するカナコのために、ヒデオはリングに上がるのか?

©2017 Ringside Partners