映画『リングサイド・ストーリー』佐藤江梨子×瑛太&武正晴監督登壇!第22回釜山国際映画祭舞台挨拶 オフィシャルレポート

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10月14日(土)より公開中の武正晴監督オリジナル最新作『リングサイド・ストーリー』。その公開に先立ち、10月12日(木)から開催中の第22回釜山国際映画祭「A Window on Asian Cinema部門」に招待された本作は、W主演の佐藤江梨子と瑛太、そして武正晴監督がオープニングセレモニーのレッドカーペットに登場した。

そして2日目、CGV Centum City2にて10:00より上映がスタート。エンドロールとともに拍手が沸き起こり、終了後の11:45から佐藤・瑛太・監督が登壇すると、さらに熱気は増し歓声が上がった。邦画としては今回の釜山国際映画祭では本作が1番目の上映作品。佐藤は韓国語で「映画はいかがでしたか?」と挨拶をすると、「最高でした!」と観客から返しがあり、一気にヒートアップ。続けて瑛太は、「僕は2コトくらいしか韓国語を覚えていないので…」と言いながら「カムサハムニダ」と挨拶。「ずっと釜山映画祭には来たいと思っていたので、韓国が大好きです!」と気持ちを伝えると、女性で埋め尽くされた客席には笑顔の花が咲いた。

続けて瑛太が、「出演に興味を持つことは、第一に監督・脚本・共演者です。直感で、自分がこの役を演じて、その人物に対して愛みたいなものが生まれるか、そこを大切にしています。この作品は、武監督が『嫌われ松子の一生』という映画で助監督をしていて、すごい人だなと思っていましたし、『百円の恋』も観ていて好きでした。日本でもとても注目されていますし、二つ返事で受けました。正直どんな台本でもやりたいと思ったほどです。サトエリさんに対しても、クランクインする前のリハーサルがはじまったときから、サトエリさんの雰囲気や佇まいに母性を感じましたし、甘えていっていいなと思いました。掛け合いのシーンも多いので、会話のテンポやリズム感がサトエリさんと合うなと。ヒデオはカナコのことが好きだからこそ、破天荒なことをしてしまうのだろうけれど、そんな部分が僕は好きなキャラクターだなあと思っていました」と語り、「僕にとっての特別な景色は、釜山国際映画祭のレッドカーペットを歩いた時にも思いました。夢が叶ったなあ、ヒデオの夢を半分叶えてあげることができたなあと」と、一言一言噛みしめるように話した。

佐藤も、「瑛太さんがイケメンなので、彼の顔を見ていたら、すぐ演技できました。釜山のレッドカーペットを歩いた時に、こういう景色なんだなあと思っていたら、隣で瑛太さんが、『カンヌにも行きませんか?』とスタッフに聞いていたので、この映画を観た皆様にこの映画をカンヌに連れていってもらいたいです!」と夢を語った。

武監督は、「初めて長編映画を撮ったのが、釜山の映画祭をネタにした映画でした。『また戻ってこれたなあ』と思いましたし、ここにいるお客さんが日本以外では世界で初めてこの映画を観ていただけたお客さんなので、今ここでみる景色が本当に特別ですね。何か物を作るときは、プロレスとかK-1とか格闘技だけに言えることではなく、一人ではできないことなので、そういうところを大事にしました」と感無量の様子で本作への想いを話した。

予定時間を超えても質問は止まらず、登壇した3人は丁寧に答えながら、最後はお客さんと共に写真撮影を行い、大盛況で舞台を後にした。

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『リングサイド・ストーリー』
10月14日(土)新宿武蔵野館、渋谷シネパレスほか全国公開
監督:武正晴
出演:佐藤江梨子 瑛太 有薗芳記 田中要次 伊藤俊輔 奈緒 村上和成 高橋和也 峯村リエ 武藤敬司 武尊 黒潮“イケメン”二郎 菅原大吉 小宮孝泰 前野朋哉 角替和枝 近藤芳正 余貴美子
配給:彩プロ

STORY 「俳優ってのはなっ!人に非ずって書くんだよ!」 「役者なら、一世一代の演技見せてよ!」 10年付き合い同棲中の江ノ島カナコ(佐藤江梨子)の彼は、ヒモ?同然の売れない役者“村上ヒデオ”(瑛太)。 出会った頃、舞台袖で見たヒデオは輝いていて、7年前大河ドラマに出た時は、カンヌ映画祭に連れていってくれると信じていた。最近は、相変わらずオーディションに落ち続け、マネージャー百木(近藤芳正)が決めたエロVシネの大役さえ、撮影当日にドタキャンする始末。ある日、カナコは勤め先の弁当工場を突然クビになり生活は大ピンチ! プロレス好きだったヒデオは、武藤敬司率いるプロレス団体「WRESTLE-1(レッスルワン)」の広報が人員募集している事を知り、彼女の職探しをアシストする。しかし新天地でイキイキと働きだし、自分を構わないカナコを、浮気していると勘違いして嫉妬に狂ったヒデオは、とんでもない事件を起こしてしまう。事件のケリをつけるため、K-1チャンピオン和希(武尊(たける))との一騎討ちを命じられたヒデオ。果たして、愛するカナコのために、ヒデオはリングに上がるのか?

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