ヨーロッパ企画代表であり、『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』などで独創的な脚本を手がけてきた上田誠が、満を持して監督デビューを果たす最新作『君は映画』。本作の予告編が解禁され、あわせて海外映画祭での快挙という新情報も到着した。

舞台は東京・下北沢に実在するビル「シェルボ下北沢」。その2階にある映画館トリウッドを中心に、劇作家のマドカとバンドマンのカズマという2人の若者の物語が展開する。映画館を訪れた彼らの出来事が、それぞれ『下北沢エスケープ』『三軒茶屋エスケープ』という“映画”としてスクリーンに映し出されるという前代未聞の構造が発生。スクリーン越しに互いを認識し、対話する2人は、この不可思議な現象を利用しながらトラブル解決に奔走していく。やがて2つの物語は影響し合い、予測不能な展開へと加速していく。
解禁された予告編では、「シネマティックマルチバース」とも言えるユニークな設定が次々と明らかに。下北沢の上空に浮かぶ謎の物体や、次々に巻き起こるトラブルなど、SFコメディとしてのスケール感あふれる演出が際立つ一方で、マドカの「あんたたちのこと考えて、命懸けで劇書いてきた」というセリフに象徴されるように、夢を追う若者たちの切実な想いも色濃く描かれている。上田監督ならではの緻密な構造とエモーショナルな人間ドラマが融合した映像に仕上がっている。
キャストには、劇作家・マドカ役に伊藤万理華、バンドマン・カズマ役に井之脇海を迎え、前田旺志郎、菊池日菜子、金子鈴幸、三河悠冴、今井隆文らが出演。さらにヨーロッパ企画のメンバーも多数参加し、下北沢という街ならではの多彩なキャラクターを生き生きと体現している。
また、日本公開を前に本作が海外映画祭で高い評価を獲得。ワールドプレミアとなったブリュッセル・ファンタスティック映画祭にてホワイトレイブン賞と観客賞のW受賞を達成し、さらに台北金馬ファンタスティック映画祭でも満席の観客を沸かせるなど、早くも国際的な注目を集めている。
▼予告編
■作品情報
タイトル:『君は映画』
公開日:2026年6月19日(金)全国公開
出演:伊藤万理華、井之脇海 ほか
監督・脚本:上田誠
配給:TOHO NEXT、トリウッド
上映時間:68分
©ヨーロッパ企画/トリウッド 2026

