新進気鋭の映画監督・真田宗仁郎が脚本・監督・主演を務めた長編デビュー作『岡本万太』が、6月5日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることが決定した。世界16の国際映画祭で正式上映され、12の映画賞を受賞した“逆輸入”作品として、国内公開に大きな注目が集まっている。

本作は、癇癪持ちのフリーター・岡本万太の“奇天烈な人生”を描いた149分のパンクムービー。哲学者としての顔も持つ真田監督の視点が色濃く反映され、独特の映像美と色彩設計、そして自由奔放な創造性に満ちた作品に仕上がっている。
物語の主人公・岡本万太(真田宗仁郎)は、26歳のフリーター。日常の些細な出来事にも強い苛立ちを感じ、自らの衝動を抑えきれない“癇癪持ち”という特性を抱えている。彼には月に一度、ストレスが限界に達する“限界の日”が訪れ、そのたびに自ら拘束器具付きのベッドで自宅に監禁するという異様な方法で対処していた。
しかし、その“限界の日”は突発的に訪れるため、仕事を欠勤してはクビになることを繰り返し、職を転々とする日々。そんな中、かつての職場の先輩・中村(三浦誠己)から「段ボールを数日預かるだけで大金がもらえる」という怪しげな仕事を持ちかけられる。単純なはずの依頼が、やがて万太の人生を大きく揺るがしていく――。
主人公の不器用で純粋な人物像は、現代社会における“生きづらさ”を抱える人々の共感を誘いながらも、その過剰なまでの衝動とエネルギーで観客を圧倒する。笑いと不安、暴力性と純粋さが同居する独特の世界観は、まさに“パンク”という言葉にふさわしい仕上がりだ。
また、キャストには三浦誠己、夏子、金山一彦、米本学仁、富田健太郎、兒玉遥ら個性派が集結。主人公の周囲で巻き起こる奇妙な出来事を、多彩な演技で支えている。
さらに今回の公開決定にあわせ、ポスタービジュアルや予告編、新規場面写真も一挙解禁。作品の持つ混沌とした魅力と、どこか愛おしい万太のキャラクター性が強く打ち出されたビジュアルとなっている。
国際映画祭で高い評価を受けたその理由は、単なる奇抜さにとどまらない。哲学的な視点と感情の爆発が融合した本作は、“才能とは過剰である”ことを体現するかのような一作。観る者に強烈な印象を残す、新たな日本映画の可能性がここにある。
▼予告編


■作品情報
タイトル:『岡本万太』
公開日:2026年6月5日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
上映時間:149分
キャスト:
真田宗仁郎
三浦誠己
夏子
金山一彦
米本学仁
富田健太郎
兒玉遥
スタッフ:
監督・脚本:真田宗仁郎
撮影監督:吉岡建、中島唱太
照明技師:佐藤学
アートディレクション:吉良進太郎(GINYUFORCE)
装飾:秋元さな(オリーブアート)
編集:L’espaceVision
スタイリスト:森脇聖子
ヘアメイク:伊藤ともみ
録音技師:大町響
音楽:真田宗仁郎
整音:佐々井宏太
配給:ミカタ・エンタテインメント
© 2026 岡本万太製作委員会

