青森・つがる市を舞台に、祖父と孫娘の絆を描いたヒューマンコメディ『じっちゃ!』が劇場公開されることが決定した。10月17日(金)に青森で先行公開され、10月31日(金)からは池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。
本作は、つがる市市制施行20周年記念作品として製作された。主人公は、東京から地域おこし協力隊としてIターン移住した孫娘・三上ゆき。就職先の市役所で観光・ブランド戦略課に配属された彼女は、慣れない業務に苦戦しながらも、祖父・泰助との日常に支えられ成長していく。
やがて1年が経ち、同僚から東京でのビジネスの誘いを受け心揺れるゆき。そんな時、泰助が40年間胸に秘めてきた過去を語り始める。青森に生き続けた祖父の知られざる絆の物語が、孫の未来と交錯していく。
監督・脚本は、青森を「第二の故郷」と語る千村利光。つがる市の田園風景、岩木山、木造駅、馬市まつりなど地域の風物をふんだんに盛り込み、“望郷の思い”を呼び起こす作品に仕上げた。
主演の三上ゆきを演じた中村静香は、「つがるの四季の移ろいの中で、祖父の過去や想いに触れながら、孫が成長し前へ踏み出していく姿を感じ取っていただけたら幸いです。ぜひ映画館でお楽しみください」とメッセージ。祖父・泰助を演じた小野武彦は、「文字通り“じっちゃ”をやらせて頂きましたが、共演者の他に地元の方々も多数参加され大いに盛り上げて下さり、感激致しました。今度は観客の皆様にも加わって頂き、更なる盛り上がりを心より願って居ります」と撮影の充実を語った。
千村利光監督は、「故郷を持たなかった私にとって、つがるは大切な故郷になりました。本作が皆様にとって“ふるさと”を思い描くきっかけになれば幸せです」と作品に込めた想いを明かした。
■作品情報
タイトル:『じっちゃ!』
出演:中村静香、小野武彦、小笠原海(超特急)、なだぎ武、しゅはまはるみ、篠田諒、木﨑ゆりあ、望月雅友、北野瑠華、鈴原ゆりあ、内山千早、ピンクレディ(りんご娘)、張間陽子、津田寛治
脚本・監督:千村利光
制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS
配給:S・D・P
製作:つがる市フィルムコミッション
公開日:10月17日(金)青森先行公開/10月31日(金)より全国順次公開
©つがる市フィルムコミッション