宮舘涼太「眉毛の演技にも挑戦しました!」『火喰鳥を、喰う』完成披露試写会で語った役作りのこだわり

作家・原浩氏による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞・大賞受賞作を映画化した『火喰鳥を、喰う』が10月3日(金)に公開される。この公開に先立ち、8月19日、大手町・日経ホールにて完成披露試写会が開催され、主演の水上恒司、山下美月、宮舘涼太(Snow Man)、森田望智、豊田裕大、本木克英監督が浴衣姿で登壇した。

シックな青・赤・黒など、それぞれ個性ある浴衣で登場したキャスト陣。山下美月は「皆で浴衣の色を揃えて、火喰鳥を表現しました。6人揃って火喰鳥です!」と笑顔で会場を盛り上げた。

久喜夫婦の前に現れる超常現象専門家・北斗総一郎を演じた宮舘は、「現場には皆さんの撮影開始から2週間後に入ったので、夏休み明けの転校生のような気持ちでした」と笑いを誘いつつも、「挑戦的な役をいただけて光栄でした」と真摯にコメント。

さらに、「眉毛の演技にも挑戦しています。その様子をご覧いただけたらと思います。…その場面で笑わないでくださいね!」とユーモアを交えながら、細部までこだわった役作りを語った。

主人公・久喜雄司を演じた水上は「僕自身は文系なので理系の役は大変でしたが、キャラクターを立たせるためにリアクションをどうするかを意識しました」と撮影を回想。「どんなキャッチャーになれるかを楽しみにしていました」と野球経験を交えて語った。

妻・夕里子を演じた山下は「夫の雄司と北斗の間で揺れる役。二人のお芝居が全く違ったので、私はその中間を歩めばいいと思いました」と語り、「自然体で演じることを心がけました」と役へのアプローチを明かした。

地元記者・与沢一香を演じた森田は「色がつきすぎないように意識しつつ、恐怖に打ち勝つ強さを大事にしました」とコメント。夕里子の弟を演じた豊田は「主演のお二人がどっしり構えてくださったので、懐に入っていけば弟らしく見えると思いました」と語った。

イベント終盤には巨大な卵型バルーンが登場し、観客と一緒に「ヒクイドリ、美味ナリ~!」の掛け声をすると中から原寸大の“火喰鳥”の模型が出現。迫力ある演出に水上と宮舘は思わず大爆笑。「どこにお金をかけているんですか!? スゲー!」と盛り上がり、会場を笑いに包んだ。

■作品情報
『火喰鳥を、喰う』
公開:2025年10月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
出演:水上恒司、山下美月、森田望智、吉澤健、豊田裕大、麻生祐未/宮舘涼太(Snow Man)
監督:本木克英
脚本:林民夫
原作:原浩『火喰鳥を、喰う』(角川ホラー文庫刊)
主題歌:マカロニえんぴつ「化け物」(トイズファクトリー)
配給:KADOKAWA、ギャガ

ストーリー:
信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と夕里子(山下美月)の元に、戦死した先祖の日記が届く。最後のページには「ヒクイドリ、クイタイ」の謎の言葉が――。やがて夫婦の周囲で不可解な出来事が起こり始め、超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)を交えた真相探しが始まる。しかし、その先に待っていたのは想像を超える驚愕の世界だった。

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