鈴木京香「原田貴理子という教師像に惹かれた」いきものがかり「YELL」から誕生した『キリコのタクト~YELL~』2026年公開

いきものがかりの名曲「YELL」に着想を得た新作映画『キリコのタクト〜YELL〜』が、主演・鈴木京香で2026年に全国公開される。物語は、全国合唱コンクールで数々の賞を獲得し“優勝請負人”と呼ばれた伝説の音楽教師・原田貴理子と、彼女に導かれた若者たちとの絆と愛を描く感動作だ。

主演の鈴木は、関西弁でまくし立てる情熱的な高校音楽教師・原田貴理子を演じるにあたり、本作で指揮に初挑戦。クランクイン前にはピアノと指揮のレッスンを幾度も重ねたという。鈴木は「原田貴理子という教師像に惹かれて、この役をやらせていただく決意をしました。今はピアノやコーラスの稽古に励む熱い夏を過ごしています。生徒役の皆さんと一丸となって、合唱コンクールの舞台を心から楽しみたいと思っています」と熱い思いを語っている。

共演には、榊原郁恵(厚木学園校長・高木ひとみ役)、小西博之(厚木相模高校校長・皆川逸郎役)、宅麻伸(自転車店店主・北村恭治役)、名取裕子(貴理子の大学時代の先輩・美国亜希子役)といった豪華俳優陣が名を連ねる。

メガホンを取るのは、『カノン』『レディ加賀』などで知られる雑賀俊朗監督。2009年にNHK全国学校音楽コンクール課題曲となった「YELL」との縁は深く、かつて被災地の中学生たちが歌声で希望をつなぐ復興支援番組を制作した経験から、本作の構想が生まれた。

本作は、楽曲「YELL」のMV撮影地でもある厚木市を舞台に、市制70周年記念事業の一環として制作される。鈴木は山口貴裕市長を表敬訪問し、作品への熱意を直接伝えている。

■作品情報
タイトル:『キリコのタクト〜YELL〜』
公開:2026年 全国公開
出演:鈴木京香、榊原郁恵、小西博之、宅麻伸、名取裕子
監督・脚本・企画:雑賀俊朗
製作:ミライ・ピクチャーズ・ジャパン、サーフ・エンターティメント

©︎映画「キリコのタクト〜YELL〜」製作委員会