中井貴一「“共演NG”の実態を肌身で感じたい」、鈴木京香「心温まる人間ドラマ」秋元康原作、大根仁監督によるラブコメ「共演NG」今秋放送!

秋元康が企画・原作、大根仁が監督を務め、中井貴一と鈴木京香が共演する大人のラブコメディ「共演NG」が、今秋にテレビ東京にて放送されることが決定した。

共演NGとは、絶対に同じ番組でキャスティングしてはいけない危険な組み合わせのこと。それは決して「都市伝説」ではなく、事実、業界中のスタッフの頭を悩ませる大きな問題として存在する。「一度仕事をしたが二度とやりたくない」「キャラが被る」「事務所同士のトラブル」「過去にイジメられた」など理由はさまざまだが、中でも多いのは「恋愛がらみ」と言われている。

本作は、そんな業界のタブーに切り込み、ドラマ制作の舞台裏を描くドラマ。もしも弱小テレビ局の社運を懸けた大型連続ドラマで25年前に破局した“共演NG”の大物俳優二人が共演することになったら…?再会の瞬間からバチバチと火花を散らし、長年の憎しみとプライドが交錯する二人。互いに意識しあう二人だったが、その後、25年前の「とある映像」がきっかけで、物語は思わぬ方向へと展開していく。なぜ二人は共演OKになったのか?ドラマの撮影は無事に最終回を迎えるのか?そして再会した二人の関係に変化は訪れるのか?25年前に言えなかった想いとは…?

企画・原作を手掛けるのは、40年近く第一線で活躍し続け、昨年は異例の2クール放送ながら社会現象となった「あなたの番です」の秋元康。業界のタブーに切り込む、大人向けのラブコメで、再び社会現象を巻き起こす。また、『バクマン。』『SCOOP!』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』など数々の映画の監督・脚本や、昨年放送の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の演出など多分野で活躍する大根仁が、本作品の脚本・監督を務める。大根監督がテレビ東京のドラマを担当するのは、「リバースエッジ大川端探偵社」(2014)以来6年ぶりとなる。

大物俳優・遠山英二を演じるのは、なんと民放連ドラ出演が6年ぶりとなる中井貴一。テレビ東京のドラマ出演は、2018年に放送した新春ドラマスペシャル「娘の結婚」以来2回目、連ドラは初主演である。そして、英二の元恋人で大物女優・大園瞳を、今年4月に放送したドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」で主演を務めた鈴木京香が熱演する。

併せて、ドラマの内容やテレビ業界、テレビ東京の裏側が垣間見られるテキストベースの5秒番宣動画が、本日より地上波やSNSにて公開されることが発表された。

▼スタッフ&キャスト コメント

■秋元康(企画・原作)
テレビや映画のキャスティングをしていると、スタッフから「○○さんと××さんは共演NGなんで…』と言われることがよくあります。明確な理由を説明されることもありますが、たいていは、芸能プロダクションのマネージャーから、「色々ありまして…」と言葉を濁されます。共演NGの二人は過去に何があったのでしょうか?そんな興味から、今回のドラマを企画しました。みなさんの想像以上に、“共演NG”は多いのです。それは、芸能界に限ったことではなくて、スポーツ界も政界も経済界も、いや、普通の会社だって学校だって、“あいつとは反りが合わない”“あいつだけは許せない”“あいつとは同じ空気を吸いたくない”とかありますよね?大変なのは、そんな共演NGの二人に、腫れ物に触るかのように接しなければいけない周りの人間なんです。それは、まさに喜劇です。

■中井貴一(遠山英二役)
Q:「共演NG」のオファーを受けた時の感想or台本を読んだ感想をお聞かせください。
面白いところに目をつけたなと思いました。「共演NG」とは、同じ商売をしながらも、実際にはあまり感じたことはなかったのですが、このドラマをやりながら「共演NG」の実態を肌身で感じていきたいと思います(笑)。

Q:撮影現場でのエピソードなどございましたらお聞かせください。
今回の撮影は私にとってコロナ禍で行われる、初めての撮影となりました。つい4、5か月前の現場とは180度変化していて、役作りだけでなく、自分たちの撮影環境を作る事に時間をかけなければならないことに戸惑っている毎日です。

Q:遠山英二という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
役者が役者を演じることほど難しいことはないと思っています。遠山英二の気持ちがわかるだけに、自分と近くなりすぎないよう距離をおいて、役を作り演じていきたいと思っています。

Q:視聴者のみなさんへメッセージをお願い致します。
作り手の環境も大幅に変化をしましたが、見ていただく皆様の環境も変化していると思います。でもどこか普遍性のある男と女のラブコメディ。困難な時を一瞬でも忘れていただけるよう、楽しい作品にしてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに!

■鈴木京香(大園瞳役)
Q:「共演NG」のオファーを受けた時の感想or台本を読んだ感想をお聞かせください。
現代のテレビ業界の内幕をおもしろく切り取り描かれていますが、男女、先輩後輩といった人間同士の関わり方が、回を増すごとに変化して、それがとても温かい関係へと昇華していきます。これは心温まる素敵な人間ドラマになると直感しました。

Q:撮影現場でのエピソードなどございましたらお聞かせください。
一度ご一緒したいと思っていた大根監督です。的確な演出と現場での楽しい雰囲気作りがとても嬉しく、この作品で初めてご一緒できたことをありがたく感じています。

Q:大園瞳という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。
初めは、大尊敬する中井貴一さんをこんなに罵倒する役なんて!!と、尻込みしそうになりましたが、内面は優しい魅力的な女性です。千載一遇の役ですので、大胆に思い切り演じています。

Q:視聴者のみなさんへメッセージをお願い致します。
最高の大人のコメディにするべく、スタッフ、キャストが一丸となり励んでいます。ぜひ楽しみにしていてください。

「共演NG」
今秋 テレビ東京系にて放送
毎週月曜夜10時~放送
監督・脚本:大根仁
企画・原作:秋元康
脚本:樋口卓治
出演:中井貴一 鈴木京香

【ストーリー】 実力派大物俳優・遠山英二(中井貴一)と人気女優 ・ 大園瞳(鈴木京香)の「共演NG」は、業界では公然の秘密。かつて二人は付き合っていたが、25年前に恋愛関係のトラブルから破局。それ以来共演していない。ところがそんな二人が、テレビ東洋の社運を懸けた大型連続ドラマ「殺したいほど愛してる」の主演として25年ぶりに共演することに…!しかも他の出演者たちも共演NGばかりだった!クセのあるキャストとスタッフたちの様々な思惑の中、長年の恨みを越えて二人は息の合った演技ができるのか?そして25年の時を経て二人が出す答えとは…。