第20回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門でJAPAN CUTS AWARDを受賞し、北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS 2025」でも上映された大河原恵監督の初長編作品『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』が、9月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次ロードショーされる。このたび、本作の予告編と場面写真が解禁され、さらに三木聡、菊地健雄、清原惟の3名の映画監督から熱いコメントが到着した。

監督・脚本・主演を務めた中編『みんな蒸してやる』（2015）で第7回下北沢映画祭グランプリを受賞するなど、短編・中編作品で注目を集めてきた大河原恵。本作は、失恋をきっかけに突拍子もない行動へと突き進む女性の姿を、唯一無二の視点で描き出す恋物語だ。

解禁された予告編は、主人公・春田望（名村辰）が、かつて交際していた恋人・横溝千歳（大河原恵）が別の女性と結婚することを知り、結婚式に乱入するシーンから始まる。集合写真の撮影に飛び入りし、そのまま式場から逃走した春田は、カステラを積んだバイクと衝突事故を起こしてしまう。目を覚ますと、そこには横溝そっくりの姿をした“カステラ”を名乗る男が現れ——。

予告編では、個性豊かな文房具店の店員や客、癖の強い人々との出会いが次々と描かれ、春田の恋心がどのような結末を迎えるのか、想像を超える展開が予感される映像となっている。

先行上映を観た3名の監督からは、本作の自由奔放かつ真摯な世界観への賛辞が寄せられた。
三木聡「リアリストを打ちのめすテロリストぶりは素敵すぎる」
菊地健雄「ユニークな愛のかたちに、笑いと涙が止まらなかった！」
清原惟「一見突飛に見えるかもしれないけれど、とても真摯な映画」
彼らは口を揃えて、大河原監督が描く“複雑な感情を複雑なまま描く”姿勢と、その中にあるユーモアと優しさを絶賛している。

▼予告編

■作品情報
『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』
9月27日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次ロードショー
出演：大河原恵　名村辰　みやなおこ　鎌滝恵利　ほか
企画・脚本・監督：大河原恵
主題歌：山岸健太「花盛り」
挿入歌：椎名琴音（4&1/2）「My Romance」
配給：OCAWARI
2025年／日本／67分／16:9

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