『いかレスラー』『日本以外全部沈没』『地球防衛未亡人』など、日本バカ映画の巨匠・河崎実監督の最新作『電エースカオス』が、12月22日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。
1989年にバンダイのビデオマガジンの1コーナーとして始まった「電エース」はその後、関西テレビ・ポニーキャニオン・USEN・松竹衛星劇場・キッズステーションなどがスポンサーとなり、多くのシリーズが製作された。2024年には製作35周年を迎える。
第1作は河崎実監督自身が主演で、ビールを呑んで「気持ちよくなる」と変身し、身長2000メートルの巨人となり東京タワーを武器に怪獣と戦うという、常識を超えた特撮ヒーロードラマだった。
本作は、「電エース」シリーズ35年の映像の中からよりすぐったものを再編集し、新作をつなげた形の初の劇場用映画。キックボクシング元世界チャンピオン小林さとしと、昭和歌謡の貴公子タブレット純がダブル主演し、共演は、ハリウッドザコシショウ、古谷敏、半田健人、吉田照美、藤波辰爾、チャンス大城、グレート小鹿、勝呂誉、清水綋治などのカオスな顔ぶれが並ぶ。
『電エースカオス』
2023年12月22日(金)より池袋シネマ・ロサ他 全国ロードショー
監督:河崎実
出演:小林さとし タブレット純 ちかまろ 永野希 チャンス大城 藤波辰爾 グレート小鹿 勝呂誉 清水綋治
配給:エクストリーム
【ストーリー】 電一(でんはじめ)は、気持ちがよくなると身長2000mの巨人に変身する宇宙人の仮の姿だ。彼は地球を襲う様々な怪獣や宇宙人と戦ってきた。彼が地球にきてから35年、一は弟・電五十郎の恋愛相談にのる。しかしそのすきにハリウッド星人が襲ってきたが、死闘の末、勝利する。五十郎の弟・電五十二郎は、昭和を消し去る目的のユーリク星人の攻撃をうけるが、辛勝する。平和が戻った中、電五十郎は失恋を引きずったまま立ち直れずにいたが、世の中ではある異変がおきていた。SNSで幸せな投稿をした人々にクソリプクソコメが殺到し、失踪する事件が多発。これは、人類の邪悪エネルギーが好物のムクリタ星人の仕業だった。五十郎と五十二郎は星人に立ち向かうが、人間たちの邪悪エネルギーを吸った最強の星人には敵わない。果たして地球はどうなる!?
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