2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門出品、2023年アカデミー賞国際⻑編映画賞カンボジア代表選出、そしてアカデミー賞の前哨戦として知られるボストン映画批評家協会賞で作品賞を受賞するなど、世界の映画祭で注目される映画『ソウルに帰る』が、8月11日より公開されることが決定した。併せて、予告編&ポスタービジュアルがお披露目となった。
『ソウルに帰る』は、韓国で生まれ、フランスで養子縁組されて育った25歳のフレディが初めて母国に戻り、友人の力を借りて実の両親を探し始める物語。
今回解禁された予告編は、フランスで養子として育てられたフレディ(パク・ジミン)が、ソウルで出会った友人たちと酒を酌み交わすところから始まる。生みの親への複雑な思い、そしてフランス人でもあり、韓国人でもある自分の出自に戸惑いながらも、恋に仕事に突き進んでいくフレディの様子が映し出される。その後も「パク・ジミンの爆発的なデビュー作」の評の通り、ソウルの街灯りの下、フレディが見せるカリスマ的なダンスや感情のフレッシュな変化が印象的に描き出される。
ポスタービジュアルは、ソウルの夜の街にたたずむフレディの切ない表情を切り取ったもの。また、フレディの出自をふまえて、フランス語タイトル「Retour à Séoul」を大きく打ち出したビジュアルとなっている。
新たに公開された場面写真では、フレディの父親役で、『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などパク・チャヌク監督作品の常連俳優として知られるオ・グァンロク、『愛の不時着』で知られるキム・ソニョン、小説『砂漠が街に入り込んだ日』 の作者として知られるグカ・ハンなどバラエティ豊かな俳優たちの魅力が光るものとなっている。
『ソウルに帰る』
2023年8月11(金)より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開
監督・脚本:ダヴィ・シュー
出演:パク・ジミン オ・グァンロク キム・ソニョン グカ・ハン ヨアン・ジマー ルイ=ド・ドゥ・ランクザン
配給:イーニッド・フィルム
【ストーリー】 韓国で生まれフランスで養子縁組されて育った 25 歳のフレディは、ふとしたきっかけで、母国である韓国に初めて戻ってくる。しかし、 自由奔放なフレディは、韓国の言葉や文化になじめず、誰とも深い関係を築けない。そんな中、フランス語が堪能で親切な韓国人テナの 手助けにより、フレディは自分の実の両親について調べ始める。
©AURORA FILMS/VANDERTASTIC/FRAKAS PRODUCRIONS/2022