『ドロップ』の“狛江の狂犬”、井口達也には封印されたその先の物語があった!品川ヒロシ監督・脚本『OUT』11月公開

累計発行部数650万部を突破した、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)連載中のヤンキー漫画を、『ドロップ』の品川ヒロシ監督・脚本で実写化する『OUT』が、11月より公開されることが決定した。併せて、第一弾キャストが発表され、超特報映像がお披露目となった。

原作は、品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。『ドロップ』で大活躍した“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也には封印されたその先の物語があった。新たな場所での新たな仲間たち・家族との出会いから、達也の壮絶な更生生活が始まってゆく。

主人公、伝説の超不良・井口達也には、TVドラマ・映画と出演作が続き、NHK連続テレビ小説「おちょやん」(21)に出演、本年は主演映画『こいびとのみつけかた』の公開が控えるなど、急成長を遂げる若手注目俳優・倉 悠貴。暴走族の特攻隊長で、かつて“狛江の狂犬”と恐れられた超不良役という、自身がかつて経験したことのない役どころに挑戦した。更生中につき喧嘩を堪えるいら立ち、心の葛藤を経て成長してゆく青年の様を等身大で見事に演じきった。品川監督は、「今回の達也は『ドロップ』の時のただただ暴れるだけの達也ではなくて、喧嘩をすると少年院に戻されてしまう、暴走族に戻るとお世話になっているおじちゃんとおばちゃんに迷惑がかかるという葛藤がある。倉くんは目の奥に何か得体の知れないモノが潜んでいるんだけどナイーブな部分もあって今回の達也にピッタリ」と語る。

暴走族「斬人」総長・丹沢敦司役には、『天気の子』(19)で主人公に大抜擢、本年はTVドラマ「シガテラ」(テレビ東京)で連続TVドラマ初主演を果たすなど活躍が目覚ましい俳優・醍醐虎汰朗。原作コミックでは抜きん出た人気を誇るキャラクターで、中性的な外見とはうらはらに、総長に君臨するに相応しい才能とカリスマ性で圧倒的な強さを誇りながら猟奇的一面をみせるという非常に難しい役どころを見事に演じてみせた。「あっちゃんは、可愛いルックスでありながら、実は凶暴でとにかく強い。醍醐くんがまさに可愛いルックスなのに、とんでもなく身体能力が高く、難しいアクションもさらりとやってのける」と、品川監督。

「斬人」副総長・安倍 要役には、 映画・TVで活躍の場を広げ、『死刑にいたる病』(22)では主演、また本年秋放送開始となるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」で村山愛助役として出演が決定するなど、今最も注目を浴びる俳優・水上恒司。リーゼントのヒゲ面デカ男、強面の外見だが 律儀で義理人情に厚い 男気溢れる熱血漢でメンバーをまとめ上げるという役どころを、圧倒的演技力で演じあげた。品川監督は、「要は、正義感とか友情を一番大事にしているキャラクター。それを感じさせてくれるのが水上くん。身体も大きくて筋肉がしっかりとしているので強さに説得力がある」。

倉悠貴は、「『OUT』の世界は、現代社会の中で生きる僕たちに通ずるものがあるような気がしています。彼らのまっすぐな信念や絆に何か感じていただけたら嬉しいです」。醍醐虎汰朗は、「仲間や友達を大切にしたくなるような作品。アクションシーン盛りだくさんで、爽快感抜群の映画です」。⽔上恒司は、「『OUT』の阿呆達を観てこんな奴らでも生きてんだなと。守りたいものだけを守る、それは友達でも家族でも恋人でも、尊厳やモノだっていい。ご自身の大事なものを守りたいと思って貰えると嬉しいです」とコメントした。

『OUT』
2023年11月より公開
原作:井口達也/みずたまこと「OUT」(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
監督・脚本:品川ヒロシ
配給:KADOKAWA
出演:倉悠貴 醍醐虎汰朗 ⽔上恒司

【ストーリー】 暴走族「東京狛江愚連隊」特攻隊長として暴れまくり、かつては「狛江の狂犬」と恐れられた伝説の超不良・井口達也(倉 悠貴)が少年院から出所した。達也は、地元から遠く離れた西千葉の叔父叔母に引き取られ、更生を目標に焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始める。勿論、次喧嘩をすれば即アウトだ。が、出所初日に、リーゼントの巨漢、暴走族「斬人」副総長の安倍要(⽔上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう…。少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意、ふたりは交流を深めてゆく。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく。総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)率いる暴走族「斬人」と「爆羅漢」の抗争、そして新しい家族・仲間との出会い、守るべきものができた達也の進む道は…。                     

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