ヒットミュージカルの裏側にユダヤ人たちの苦難の歴史が『屋根の上のバイオリン弾き物語』予告編

ミュージカルの金字塔「屋根の上のバイオリン弾き」の知られざるバックストーリーを追った珠玉のドキュメンタリー『屋根の上のバイオリン弾き物語』が、3月31日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

ヒットミュージカルとして世界的に広く知られている「屋根の上のバイオリン弾き」。日本でも森繁久彌や市村正親主演による公演が、長年に渡り多くのファンを引き付け、2021年に公演開始から50周年を迎えている。その物語の背景にはロシア革命前夜、ウクライナのユダヤ人一家の日常と苦難の歴史が垣間見える。本作はミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の成立過程を丹念に追い、日本ではほぼ知られていない意外な事実を明らかにする。

映画版の監督、ノーマン・ジュイソン自身がユーモアを交えて裏話を語り、主人公テヴィエ役のトポルも登場、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズも当時の思い出を語る。監督は『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』(2017年公開)のダニエル・レイム。「ホロコーストを生き延びた祖父母に勧められて、子供の時に見たミュージカルが失われた故郷への扉を開いてくれた」とレイム監督は語る。幾世代にも渡って語り継がれる名作の知られざるバックストーリーがいま語られる。

『屋根の上のバイオリン弾き物語』
2023年3月31日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて全国公開
監督・製作・編集:ダニエル・レイム
脚本:ダニエル・レイム マイケル・スラゴウ
出演:ノーマン・ジュイソン ロバート・ボイル ジョン・ウィリアムズ トポル
ナレーション:ジェフ・ゴールドブラム
配給:パンドラ

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