所持金22ドル、別居中の妻から「消え失せな!」元ポルノスターの大迷惑なサクセスストーリー!『レッド・ロケット』予告編

アカデミー賞®にノミネートされた『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』で全世界の映画ファンから熱狂的支持を集めたショーン・ベイカー監督によるひとクセありのサクセスストーリー『レッド・ロケット』が4月21日より公開される。このほど、予告編と新場面写真がお披露目となった。

本作は、有害なほど利己的で、破壊的にナルシスト、落ちぶれた元ポルノスターが夢見る大迷惑なサクセスストーリー。

予告編は、元ポルノスターのマイキーが⻑距離バスで故郷テキサスシティに帰ってくるシーンから始まる。顔は傷だらけ、所持金22ドル、別居中の妻からは「消え失せな!」と罵られながらも、どうにか家に転がり込むことに成功。「俺のスキルと能力があれば怖いものなしさ」と根拠のない自信を振りかざす。そんなある日、ドーナツ店で働く少女に出会い、マイキーの中で何かの“スイッチ”が入る。そこからはあの手この手で口説こうとするのだが…。『イット・カムズ・アットナイト』や『WAVES/ウェイブス』などの撮影監督ドリュー・ダニエルズが16mmフィルムで映し出すテキサスのエモーショナルな空気感と、90年代後半に一世を風靡したアメリカのアイドルグループ*NSYNC(インシンク)の大ヒット曲「Bye Bye Bye」(2000年)の意外なマッチングが作品への期待を高める。カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや「センセーショナル!」と大きな話題を呼んだマイキー役のサイモン・レックスの熱演にも注目したい。

また、ポスタービジュアルは世界各国で展開されているものとは異なる、日本のみのオリジナルデザイン。マイキーの何故か恍惚とした表情と「人生は、スウィートだ」のコピー。“有害なほど利己的で、破壊的にナルシスト”な彼の人生は果たしてスウィートなのか、それとも…?

新場面写真は、舞台となったテキサスシティに実在するドーナツ店をはじめ、アラン・リックマン演出の一人芝居など舞台で活躍する女優ブリー・エルロッド演じるマイキーの妻レクシー、ベイカー監督に見出され「次なる大物」と言われるスザンナ・サンが演じるストロベリー、地元テキサスでスカウトした映画初出演の魅力的な面々演じるテキサスの人々など、印象的なショットが並ぶ。

『レッド・ロケット』
2023年4月21日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国順次公開(R-18+)
監督・脚本・編集:ショーン・ベイカー
共同脚本:クリス・バーゴッチ
出演:サイモン・レックス ブリー・エルロッド スザンナ・サン
配給:トランスフォーマー

【ストーリー】 「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、今は落ちぶれ無一文で故郷テキサスへ舞い戻ったマイキー。別居中の妻の家に転がり込むことに成功したが17年のブランクのおかげで仕事はない。昔のつてでマリファナを売りながら糊口を凌いでいたある日、ドーナツ店で働く少女と出会い再起を夢見るが…。

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