今年1月に撮影から5年越しで映画『コーンフレーク』の劇場公開を果たした磯部鉄平監督、2022年に活弁映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』の公開で全国的に話題を呼んだ辻凪子主演による『凪の憂鬱』が、4月21日より公開されることが決定した。併せて、磯部鉄平監督、辻凪子より喜びのコメントが寄せられた。
凪(ナギ)は大阪で契約社員として働いている。はじめての有給休暇前日に1年間付き合ってきた彼氏に振られる。怪談したり、ライブ行ったり、ゲートボールしたり、昔好きだった人に再会したり、大喧嘩したり。凪のメランコリックな有給休暇は過ぎていく。
『凪の憂鬱』は、元々は俳優・辻凪子と監督・磯部鉄平の気が向いた時に制作されてきた短編作品が始まりで、1作目の「凪の憂鬱-高校生編-」は福岡インディペンデント映画祭2020にて優秀作品賞と俳優賞(辻凪子)を受賞、2作目の「凪の憂鬱-大学生編-」は一週間のミニドラマを毎日YoutubeとTwitterにて発表し、一本に繋げたロングバージョンを大阪の劇場でも上映を果たした。
そして二人はいよいよ長編映画「凪の憂鬱」の制作と劇場公開に挑戦してみることに。遂に完成された本作は、昨年末の大阪での3日間限定上映を行い、大好評を経て、この度、本格的に劇場公開する事となった。シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」では、本作の前日譚でもある「高校生編」「大学生編」も合わせて上映される予定だ。
3日間の限定上映でも使用されたティザービジュアルでは凪と、「シュシュシュの娘」の根矢涼香、「裸足で鳴らしてみせろ」の佐々木詩音等、注目若手俳優が演じる凪の仲間たちが肩を寄せ合っている。
■磯部鉄平(監督)コメント
2018年、北海道網走で辻凪子さんと映画を撮ることになりました。ノリと勢いで。ほとんど即興で。その時の感覚が楽しくて、お互いの気が向いた時に「凪の憂鬱」シリーズを撮っています。3本目にしてまさかの長編。まさかの劇場公開!!今のうちに全部見てほしいです。まだ3本なんで。3本合わせても2時間ちょっとなんで。劇場でお待ちしています!
■辻凪子(凪役)コメント
網走行くなら映画撮りましょう!から始まった凪の物語。3本目にして劇場公開作品になりました!!!ずっと同じ役を演じられるのは、寅さんになったような気分です。生きてたら憂鬱なことが山ほどある。でも乗り越えたら笑い話になる。磯部さんの「凪の憂鬱なエピソード、なんぼでも思いつくわあ!」って言葉が嬉しくて嬉しくて。平凡な毎日だけど面白い、「凪の憂鬱」。劇場版は最高の仲間たちとお届けします!!!
『凪の憂鬱』
2023年4月21日(金)より、シモキタ-エキマエ-シネマ「K2」ほか全国順次公開
監督・脚本・編集:磯部鉄平
出演:辻凪子 根矢涼香 佐々木詩音 佐藤あみ 川久保晴 薬師寺初音 屋敷紘子 川本三吉 野村洋希 海道力也 浄弘卓磨 坪内花菜 上野伸弥 松本真依 ひと:みちゃん ハシモトタクマ 辰寿広美 仁科貴
配給:モクカ
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