ブレンダン・フレイザーが驚異の大変貌!衝撃の姿が明らかに!『ザ・ホエール』予告編

A24製作・配給、ダーレン・アロノフスキー監督の最新作、ブレンダン・フレイザー主演の異色の室内劇×ヒューマンドラマ『ザ・ホエール』が、4月7日より公開される。このほど、予告編と日本版ポスタービジュアルがお披露目となった。

恋人を亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避をするように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)。歩行器なしでは移動もままならず、親友の看護師リズに頼って生活している。病状の悪化で自身の死期が近いと悟ったことで、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。さらに離婚して以来音信不通だった娘エリーとの絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。

ブレンダン・フレイザーが演じたのは、体重272キロ、余命わずかな男・チャーリー。 彼はこの役に挑むにあたり、自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用。かつてスター俳優として人気を博していた頃の爽やかで端正な顔立ちからは予想だにしなかったその佇まい、あまりのギャップに大きな衝撃が走る。

予告編は、タイトルでもある「ホエール(=くじら)」を想起させるような海辺のシーン、なぜこのような風貌になってしまったのかを自ら語る姿、自力で歩行もままならないその生活が明かされる。娘のエリー(セイディー・シンク)からは、「今頃親ぶるの?」と辛辣な言葉を浴びせられ、拒絶され ながらも真正面から向き合おうと試みる。何かをするたびに謝ってばかりいるチャーリーだが、唯一の心を許せる友人のリズ(ホン・チャウ)との親愛に満ちたやりとりはどこか可愛らしく、深い悲しみを抱えながらもユーモアと純粋さを失わない彼の魅力が溢れている。

ポスタービジュアルには、「僕は信じたかった。」というキャッチコピーが添えられ、青く澄んだ瞳の奥にたたえるもの悲しさと思慮深い眼差しが印象的だ。心の奥底に沈めた心をえぐるような喪失と絶望を抱えながら生きてきた、彼の人生最期の願いとはなんだったのか。

USでは1721館(※1月30日時点)まで拡大公開され、インディーズ作品の今年のアカデミー賞候補作の中でも、同A24製作『エブ リシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』とともに1000万ドルを突破し、頭ひとつぬけた大ヒットを記録。この度のアカデミー賞3部門ノミネートを受けさらに拍車がかかる見通しだ。賞レースを席巻中のブレンダン・フレイザーの“生涯最高の演技”と称されるほどの熱演、魂の叫びからますます目が離せない。

『ザ・ホエール』
2023年4月7日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ダーレン・アロノフスキ
原案・脚本:サム・D・ハンター
出演:ブレンダン・フレイザー セイディー・シンク ホン・チャウ タイ・シンプキンス サマンサ・モートン
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看 護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の 危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため 家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家 庭に多くの問題を抱えていた…。

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