『21世紀の女の子』の一篇「projection」(主演:伊藤沙莉)や『眠る虫』などで注目を集めてきた新鋭・金子由里奈監督が、大前粟生の同名小説を原作に、細田佳央太と駒井蓮の共演で描く『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』が、4月7日より京都シネマ、京都みなみ会館での京都先行公開、4月14日より全国公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」をはじめ繊細な感性で話題作を生み出し続けている小説家・大前粟生さんにとって初の映像化作品で、『21世紀の女の子』『眠る虫』などで注目を集めた金子由里奈監督による⻑編商業デビュー作。大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、”男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森、七森と心を通わす⻨戶、そして彼らを取り巻く人びとを描く物語。
キャストは『町田くんの世界』以来の映画主演作となる細田佳央太、『いとみち』などの駒井蓮、『麻希のいる世界』などの新谷ゆづみが共演しているほか、”ぬいサー部員”として細川岳、真魚、上大迫祐希、若杉凩も出演している。
ポスタービジュアルを手掛けたのは、『ミッドサマー』『カモン カモン』『ちょっと思い出しただけ』『窓辺にて』など、洋画・邦画問わず数多くの映画のポスターやパンフレットを手掛けるグラフィックデザイナー・大島依提亜。ぬいぐるみサークルの部室に集合する笑顔の登場人物たちを収めた多幸感あふれる写真と、「わたしたちは全然大丈夫じゃない。」というシリアスなコピーのギャップが、見る者に何かを語りかける1枚となっている。尚、スチールは「inubot」で知られる北田瑞絵が担当している。
また、天野はな、小日向星一、宮﨑優、門田宗大、石本径代、安光隆太郎ら追加キャストが発表。さらに主題歌を、ワンマンライブが即完売になるなど注目を集めつつも未だ素性の多くが謎に包まれているシンガーソングライター「わがつま」が務めていることが明らかに。映像作品へ初めて書き下ろしを行った楽曲「本当のこと」が本作のエンディングを飾る。
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
2023年4月14日(金)全国公開
原作:大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」(河出書房新社刊)
監督:金子由里奈
脚本:金子鈴幸 金子由里奈
音楽:ジョンのサン
出演:細田佳央太 駒井蓮 新谷ゆづみ 細川岳 真魚 上大迫祐希 若杉凩
製作・配給:イハフィルムズ
©映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」