新谷ゆづみ&日髙麻鈴、銀幕デビューに「こいつら大物だな」『さよならくちびる』大ヒットイベントレポート

『月光の囁き』、『害虫』、『どろろ』、『抱きしめたい-真実の物語-』など数々の大ヒット作や国際映画祭出品作を手掛けた塩田明彦監督が、自らのオリジナル脚本をベースにキャリア初の“音楽映画”に挑戦し、小松菜奈と門脇麦のダブル主演、成田凌共演で贈る『さよならくちびる』が、5月31日より公開中。このほど、6月5日にTOHOシネマズ 日比谷にて大ヒットイベントが行われ、キャストの新谷ゆづみ、日髙麻鈴、塩田明彦監督が登壇した。

成長期限定アイドルユニット、さくら学院を3月に卒業し、本作で銀幕デビューを果たした新谷と日髙。役が決まった時の感想を聞かれた新谷は「オーデションもなくて、急にマネージャーさんから『映画の出演が決まりそうです』というメールが来て。どうして出演が決まったのか、どういう作品なのか、どういう監督さんなのか、何も知らずに決まったのですごく心に残ってます」と当時の驚いた気持ちを明かすと、日髙も「想像が膨らんでワクワクな気持ちと、初めてという不安な気持ち」が入り混じっていたそうだが、新谷と一緒に出演する事を知って「一気に安心感に変わって、撮影までの期間が楽しみでした」と笑顔で語った。

小松菜奈が演じるレオと、門脇麦が演じるハルによるギター・デュオ「ハルレオ」のファンとして登場する新谷と日髙。2人の起用理由について、塩田監督は「BABYMETALの中元すず香さんに、すごく心惹かれるものがあって、その出身がさくら学院だと知った」そうで、DVDなどを観るうちに「この2人だ!」と決めたことを明かした。

日髙のアドリブに驚いたという新谷。インタビューのシーンで「台本にはないのに、急に歌い始めたので、それには一番ビックリした!」そうで、その時の心境を聞かれた日髙は「日常的に歌うことが大好きで、寂しい気持ちや楽しい気持ちになると歌い出す癖がある。撮影している時、自然に出てきたのが歌だった」と説明していた。

これに対して塩田監督は「日髙さんが歌いだして、新谷さんが動揺も見せずに受け止めた。セットで本当に素晴らしい」と2人を絶賛し、「僕も本当にビックリしましたよ。こいつら大物だなと思った」ことを明かして、会場を盛り上げていた。

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『さよならくちびる』
5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本・原案:塩田明彦
主題歌:「さよならくちびる」(うた:ハルレオ プロデュース:秦 基博)
挿入歌:「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」(作詞・作曲:あいみょん)
出演:小松菜奈 門脇麦 成田凌 篠山輝信 松本まりか 新谷ゆづみ 日髙麻鈴 青柳尊哉 松浦祐也 篠原ゆき子 マキタスポーツ
配給:ギャガ

【ストーリー】 インディーズで人気の女性ギター・デュオ「ハルレオ」のレオ(小松菜奈)とハル(門脇麦)。付き人シマ(成田凌)が参加していくことで徐々に関係をこじらせていく。やがて3人が出した答えは“解散”。全国ツアーの道中、歌詞にしか書けないハルの真実と、歌声でしか出せないレオの想い、隠していたシマの本音も露わになり―。それぞれの想いがつまった曲「さよならくちびる」は、3人の世界をつき動かしていく―。

© 2019「さよならくちびる」製作委員会