上白石萌歌「きっと人生の宝になる」、細田佳央太「上白石さんの目のお芝居に感化された」『子供はわかってあげない』2020年初夏公開!

「マンガ大賞2015」で2位にランクインした田島列島の長編デビュー作を、『南極料理人』、『横道世之介』の沖田修一監督が上白石萌歌主演、細田佳央太共演で映画化する『子供はわかってあげない』が、2020年初夏に公開されることが決定した。

本作は、高校生のひと夏の冒険を描いたかけがえのない物語。もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員・もじくんと学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる…。初めての恋、秘密の家族…。様々な出会いで美波は成長していく。

原作は、「モーニング」連載時から話題沸騰だった田島列島の「子供はわかってあげない」。軽やかで味わい深く、秀逸なセリフが胸に刺さる作品は、大人の気づきが多いと幅広い層に熱く支持され、SNSやインタビューなどで糸井重里、夏帆、西野七瀬ほか著名人たちが好きな作品として挙げている。監督を務めるのは、『南極料理人』、『横道世之介』など、手掛けた作品たちが愛され続け、新作が待ち望まれる沖田修一。昨年5月に公開した、山﨑努&樹木希林が演じる円熟の夫婦を描いた『モリのいる場所』から一転、本作では自身が熱望していたテーマの一つである“高校生の青春”を描く。ユーモアあふれるあたたかい人間ドラマを描いてきた沖田監督による漫画原作の映画化は初となる。10代の揺れる心をどう描くのか?

主人公の美波を演じるのは、第7回「東宝シンデレラ」オーディショングランプリに輝き、「義母と娘のブルース」で注目を集める上白石萌歌。『未来のミライ』では主人公の男の子役で声優に初挑戦し、「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」、「いだてん~東京オリムピック噺~」など話題作に出演。瑞々しい魅力と確かな演技力で引っぱりだこの上白石が、本作で念願の沖田監督作品に主演で初参加する。相手役には、新人ながら石井裕也監督作『町田くんの世界』で主演に大抜擢され話題を呼んだ細田佳央太。日本映画を代表する監督たちの起用が続く。撮影は今年7月から8月にかけて行われた。

■上白石萌歌(朔田美波役) コメント
かねてから大好きだった沖田監督の作品に携われることが心から幸せでした。瑞々しい原作の空気感と沖田監督の映像美がどんな化学反応を起こすのか楽しみで仕方がありませんでした。ずっと沖田監督の世界で息をしていたくて、撮影が終わるのがとても寂しかったです。そして、共演の細田佳央太さんはお芝居をする上で一番助けられた存在。門司くんは彼そのもので、細田さんがいなければ美波を演じきれなかったかもしれないと思うほどです。10代最後の夏はすべての想いをこの作品に込めました。きっと人生の宝になります。

■細田佳央太(門司昭平役) コメント
沖田監督から『原作の門司くんっぽさは台詞で表しているから、細田くんは自由にお芝居して良いよ』と言って頂いて作品に入ったので、原作を意識しすぎず自分らしく門司くんと向き合うことが出来ました。沖田組の明るく、笑いが絶えない雰囲気が、自然と原作の世界観に寄っていったのだと思います。上白石さんにもお芝居で引っ張って頂き、特にラストシーンの二人芝居では、目のお芝居に感化されました。高校最後の夏に沖田組での撮影に参加させて頂けたこと、素敵な共演者・スタッフの方々・作品に巡り会えたこと、全てに感謝です。

■沖田修一(監督) コメント
何気なく手にして読んだ、好きな原作でした。田島列島さんの描かれた、独特のユーモアのようなものを、映画にするのが、難しそうでしたが、それ以上に楽しそうで、挑戦してみることにしました。美波を探す中で、上白石さんに会いました。自分の映画の雰囲気に、とても似合いそうだと思いました。素朴な可愛らしさがあって、映画のために身体を張ってくれる強さもありました。あと、すごい泳げました。細田くんは、驚くほどに純粋な青年で、今時珍しいくらいでした。この二人と一緒に、映画を作れる喜びを感じながら、ひと夏の撮影をさせてもらいました。

■田島列島(原作) コメント
この度「子供はわかってあげない」が実写映画化という事で、漫画・映画好きの心の中に常にある漫画の実写映画化どないやねん問題ですが、あの沖田修一監督が撮ってくださるということで、私、イチ邦画ファンとしましても大変出来上がりが楽しみな作品です。私の漫画を大切に思ってくださる方にも楽しみにして頂けたら嬉しいです。

『子供はわかってあげない』
2020年初夏 全国ロードショー
監督:沖田修一
原作:田島列島『子供はわかってあげない』
出演:上白石萌歌 細田佳央太
配給:日活

【ストーリー】 もうすぐ夏休みのある日、高校2年の美波(上白石萌歌)は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員・もじくん(細田佳央太)と学校の屋上で運命的に出会い、思いもよらない父親探しの旅が始まる…。初めての恋、秘密の家族…様々な出会いで美波は成長していく。

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