藤ヶ谷太輔「嫌なことがあったら、携帯の電源切ろうかなと」2023年は人間関係&仕事から逃げまくる!?

2018年にシアターコクーンで上演され、各所から絶賛された同名舞台を、舞台と同じく監督・三浦大輔、主演・藤ヶ谷太輔の二人が再タッグを組み映画化する『そして僕は途方に暮れる』が1月13日より公開される。このほど、1月7日にスペースFS汐留にて公開直前イベントが実施され、キャストの藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶が登壇した。

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お正月の過ごし方を聞かれた藤ヶ谷は「僕の家に家族と親戚が集まって、毎年母がおせちとお雑煮を作ってくれるので、みんなで食べた」そうで、「母の料理を手伝ったりしながら、のんびりした一日を過ごしました」と報告した。着物での登壇については「気持ちもビシッとします」と笑顔でコメントした。

同じ質問に前田は「子供とダラダラしました。寝正月です」とし、「実家で年越しして、おせち食べて、寝て食べて、寝て食べて(笑)。もう何もしゃべることないです…(笑)」と照れ笑い。「ダラダラって楽しくやっちゃうと、終わりが来ると寂しい」と本音を漏らしていた。

本作で逃げて逃げて逃げまくる裕一役を演じた藤ヶ谷は、「コロナになってから、人間関係を新たに見つめ直したりもした。携帯の中にはたくさんの方の連絡先が入っているけど、実際にそれは繋がってるっていうことなのか?」などと自問自答したという。「僕は逃げたいと思っても逃げられないことの方が多かったので、逃げる裕一がかっこいいのかな?なんて思ってきてしまって」とし、「僕もこれからいろいろ人間関係とか仕事とか嫌なことがあったら、携帯の電源切ろうかなと思いました(笑)」と、冗談とも本音とも思える発言で会場を笑わせていた。

『そして僕は途方に暮れる』
2023年1月13日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:三浦大輔
原作:シアターコクーン「そして僕は途方に暮れる」
出演:藤ヶ谷太輔 前田敦子 中尾明慶 毎熊克哉 野村周平 香里奈 原田美枝子 豊川悦司
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 自堕落な生活を送っているフリーターの菅原裕一(藤ヶ谷太輔)には、長年同棲している鈴木里美という恋人がいる。しかし、とあることをきっかけに、里美を裏切ってしまった裕一は、話し合うこともせず家を飛び出してしまう。それから、親友・今井伸二、バイト先の先輩・田村修、学生時代の後輩・加藤、姉・香、母・智子のもとを渡り歩き、ばつが悪くなるとその場を離れ、あらゆる人間関係から逃げ続けていく。しかし、偶然にも家族から逃げていった父・浩二に出会い、裕一の中で、何かが少しずつ変わり始めていくのだが…。

©2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会