窪塚洋介「予測不能な緊迫感」「絶対にオチの読めない」人生逆転計画『Sin Clock』予告編

窪塚洋介が18年ぶりの邦画長編映画に単独主演で挑む、人生を失いかけた男の人生逆転計画『Sin Clock』が、2023年2月10日より公開される。このほど、予告編、メインビジュアル、追加キャストがお披露目となり、窪塚洋介、坂口涼太郎、葵揚よりコメントが寄せられた。

社会からも家族からも見放されたタクシードライバー、高木。奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく。

予告編は、主演の窪塚が「予測不能な緊迫感は予告編でも感じられるのではないでしょうか」と太鼓判を押す通り、主人公達が直面する「危険な一夜」を体感できるスリリングな内容に。国内外から熱狂的な支持を集めるオルタナティブロックバンドGEZANによる、本作のテーマソング「赤曜日」のノイジーなギターリフが鳴り響く中、どん底の人生を生きる3人のタクシードライバーが人生逆転を目指してたった一夜に運命を賭ける様、思いがけない偶然の連鎖が主人公たちを翻弄する様が描かれる。象徴的にインサートされる「3人」「3カ月前」「3:30」「ハザード3回」「3月3日」「333便」など、「3」という数字で繋がったワードが意味するものとは?数奇な数字:「3」がもたらす「偶然の連鎖」、そのドミノ倒しが導く予測不能の展開に注目したい。

追加キャストには、多彩な俳優陣が結集。窪塚演じる人生どん底のタクシードライバー・高木とともに人生逆転を賭けた絵画強奪計画に挑む同僚役に、注目作からのオファーが絶えない若き才能・坂口涼太郎(32)と葵 揚(26)。番場ダイゴ役を演じる坂口は、サヴァン症候群により驚異的な記憶力を持つ元数学教師という複雑な役柄を巧みに表現。「人生にはどんなことも起こり得るのだというひかりを届けることができれば幸いです。」とコメントを寄せている。坂口キョウを演じる葵は、主人公たちに「絵画強奪計画」へと臨むきっかけをもたらす賭博狂の元自衛官という、本作のガイド役とも呼ぶべきキャラクターを熱演。「不気味さやブレない精神性、凶暴性を常に意識して演じました」と語るように、そのダークな演技からも目が離せない。

さらには、絵画強奪計画のカギを握るミステリアスなホステス、ユカ役に橋本マナミ(38)、高木の元妻、サチコ役に田丸麻紀(44)、警官・成田役に人気お笑いコンビ・チョコレートプラネットから長田庄平(42)。絵画強奪計画に絡むヤクザ、チバ役に牧監督作品常連の藤井誠士(49)、主人公達の先輩ドライバー役に風太郎(60)、計画のターゲットとなる議員、大谷役に名バイプレーヤーの螢 雪次朗(71)など、個性豊かなキャストが集結。近年熱い注目を浴びるヒップホップ界から、シーンの象徴的存在である般若(44)、本作が長編映画初出演となる、世界基準で活動の幅を広げるラッパー、Jin Dogg(32)らも参戦。高木たちを翻弄する裏社会に潜む危険人物を凄味たっぷりに演じる。

そして、先日公開されるや否や、SNSを中心に大きな話題を呼んだティザービジュアルに続き、いよいよメインビジュアルも発表に。まず目を引くのは、タクシー車内のバックミラーから背後に向けて放たれる、どこか気怠さを漂わせつつも、観る者を射抜くような窪塚演じるタクシードライバー・高木の眼差し。「この偶然は、敵か味方か。」という印象的なキャッチコピーと、邦画らしからぬ情報量を削ぎ落したスタイリッシュかつインパクトあふれる構図もかけ合わさり、主人公たちの運命をめぐる予測不能の物語に期待が高まる。

テーマソングを提供したGEZAN、スクリーンに強烈な魅力を焼き付けたラッパーの般若、Jin Doggの起用など、音楽シーンとの融合も本作の特筆すべき点。劇中曲に、圧倒的な存在感とスキルでシーンを席巻し、メジャーフィールドでも常に話題を振り撒くAwichの「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」、フリースタイルバトルシーンでも目覚ましい活躍を見せるラッパー・Jinmenusagiの「Metchalo」。20年代の最前線を往くオルタナティブロック、ヒップホップシーンとの化学反応にも注目したい。

また、本作のムビチケ前売券(オンライン)が12月9日(金)より発売されることが決定している。

■窪塚洋介(高木信司役役)コメント
いよいよ2月10日(金)の公開に向けて、メインビジュアルの公開になります。予測不能な緊迫感は予告編でも感じられるのではないでしょうか。絶対にオチの読めないこの作品、しつこいようですが、ゼヒ銀幕で!!!

■坂口涼太郎(番場ダイゴ役)コメント
大都会を泳ぐ無数のタクシーひとつひとつに人生があります。
偶然にもこの映画の主人公と同じ名前である私の父も震災の影響で収入が減ったとき、タクシードライバーをして私を育ててくれました。そうして映画好きとして育った私が、地元神戸で私の誕生花を愛する番場ダイゴになり、当時からあこがれだった窪塚洋介さんとすばらしい仲間たちと共に映画を創作できたという偶然は私の人生の宝物です。この映画はそんなたくさんのすばらしい偶然がシンクロして完成いたしました。いま生きるために、だれかを生かすためにもがくあなたに、人生にはどんなことも起こり得るのだというひかりを届けることができれば幸いです。映画館で私たちとシンクロしていただける日を心待ちにしております。

■葵揚(坂口キョウ役)コメント
撮影期間中は監督や役者それぞれが持つ独特なオーラが混ざり合って生み出される絶妙な緊張感と共に、日を重ねる毎に高まっていく士気を肌で強く感じておりました。一方で、監督をはじめとしたスタッフらが殆ど関西人という事もあってか撮影の合間は常に笑いが絶えず、チーム全体がとても和やかな雰囲気で本当に楽しく心地良い日々でした。キョウ役を演じるにあたり、一味を率いる存在として彼が持っている不気味さやブレない精神性、凶暴性を常に意識して演じました。今作の大きなテーマでもある「偶然」の中で、それぞれのキャラクターが持つ特性がどう影響し合っているのか。是非そこにも注目して楽しんで観ていただきたいです。

『Sin Clock』
2023年2月10日(金) より、新宿ピカデリー他 公開
監督・脚本:牧賢治
エグゼクティブ・プロデューサー:藤田晋
出演:窪塚洋介
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 社会からも家族からも見放されたタクシードライバー、高木。奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく。

©2022映画「Sin Clock」製作委員会