柴田恭兵「世間話なんかも一切なかった」井浦新とピリピリムード!? 3ヶ月間の過酷な撮影を振り返る

人気作家の大門剛明による小説を、井浦新と柴田恭兵のダブル主演で映像化する「連続ドラマW 両刃の斧」が、11月13日よりWOWOWにて放送・配信される。このほど、10月26日に時事通信ホールにて完成披露試写会が行われ、キャストの井浦新、柴田恭兵、風吹ジュン、そして森義隆監督が登壇した。

緊張感が絶えない展開の本作。柴田は井浦との緊迫したシーンが続いた後、「お互いに控え室に帰ってきても、二人とも緊張しっぱなしで。そのままのテンションで、世間話なんかも一切なかった。3日間ぐらいずっと。スイッチ入りっぱなしで。実は僕、3ヶ月間ずっと(スイッチが)オンでした」と告白。続けて「こんな作品はなかったです。思い出すと、自分が可愛そうで…(笑)」と、苦笑いで撮影を振り返った。

対して「オンオフは崩壊していた」という井浦は、「さっき恭兵さんから、『ちょっとでかくなったな?』って言われたんですけど、撮影の時期の自分の写真を見ると、やつれていて…」と、撮影の過酷さを振り返る。そんな撮影時に、柴田から温かい焼きそばと餃子を差し入れしてもらったそうで、「本当に、これ以上好きになったらどこに向かってちゃうんだと思って。本当嬉しくて。この焼きそばと餃子の味は絶対忘れないでかみしめようと思って、休憩時間を全部かけていただきました」と、柴田に感謝している様子だった。

重い空気を変えようと、柴田は「楽しいシーンもあったんですよ」とし、「結婚式の披露宴で、警察の歌をみんなで歌うんですよ。元ミュージカル役者としては、“きたな!”と思って練習して。でも、あえて朴訥に、ちょっとテンポをずらしながら歌いました(笑)」と笑顔でコメント。続けて、「井浦くんは、ちょっと走り気味でした(笑)」と、井浦をからかって会場の笑いを誘っていた。

「連続ドラマW 両刃の斧」
2022年11月13日(日)午後10:00より、 WOWOWにて放送・配信スタート(全6話)
監督:森義隆
原作:大門剛明「両刃の斧」
脚本:鈴木謙一
出演:井浦新 柴田恭兵 奈緒 坂東龍汰 見上愛 長澤樹 波岡一喜 高橋メアリージュン 宇野祥平 黒田大輔 ルー大柴 手塚理美 内田慈 カトウシンスケ 信太昌之 川瀬陽太 ベンガル 高岡早紀 風吹ジュン

【ストーリー】 捜査一課の刑事・柴崎(柴田恭兵)の娘が刺殺体で見つかった。柴崎を人生の師と仰ぎ家族ぐるみの付き合いがある後輩刑事の川澄(井浦新)とともに事件の真相を追うが、警察組織を挙げての懸命な捜査も虚しく事件は迷宮入りに。それから15年後、刑事を引退した柴崎は重い病を患う妻・三輪子の看病をしながら静かな余生を過ごしていた。そんなある日、未解決事件の再捜査を専門とする「専従捜査班」が立ち上がったことで事態は動き始める。川澄も再捜査に加わり、事件を洗いなおすなかで、犯人と目される“ある男”の存在が浮かび上がってくる。一方、独自に真相を追う柴崎だったが、一本の電話をきっかけに、彼自身に“ある嫌疑”がかけられることに…。