周防正行「かつて映画上映はライブだった」コメント到着!活弁付き無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』12月公開

映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する平成生まれの新進女優で映画監督・辻凪子が、関西を活動拠点としている活動写真弁士・大森くみことタッグを組み「活弁映画=活弁ありきの無声映画」を製作。学生時代に感銘を受けた活弁を自らの手で令和の世に蘇らせた、活弁付き新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』が、11月25日より京都みなみ会館で先行上映、12月3日より東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開されることが決定した。併せて予告編と本ビジュアルがお披露目となり、映画『カツベン!』で知られる周防正行監督よりコメントが寄せられた。

ある日突然、ジャムに全銀河系の運命が託された。本作はジャムとコミカルな仲間たちが繰り広げる夢と冒険ファンタジー。

本予告編は、冒頭、「活弁とは?むかし映画にまだ音がついていなかった頃、日本では活動写真弁士による語りと生演奏で、たいそう賑やかに映画を観ていたのです」との解説からはじまる。毎日ピザ屋のアルバイトに明け暮れる主人公ジャムが突然大嵐に襲われ、ピザの惑星に飛ばされて…。奇想天外ワールド全開の新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』。ジャムが大好きなお爺ちゃんに間寛平、ピザ屋の店長とピザの惑星の王様の一人二役に塚地武雅。大森くみこ弁士による変幻自在、軽妙洒脱な語りとピアノ伴奏で展開するワクワク満載の予告編が誕生した。

本ビジュアルは、アルバイト先のピザ屋の制服を着たジャムを中心に、イラストで描かれた銀河を背景に劇中の仲間たちが勢ぞろいした。

■周防正行(映画監督)コメント
まだ映画に音がなかった時代、上映時に音楽を演奏したり、生の声で説明を加えたりした。そう、かつて映画上映はライブだったのだ。やがて映画は音を持ち、カラー映像が当たり前となって、いつでも同じ状態で上映されるようになって久しいが、今度はフィルムからデジタルへの移行という、「映画」の定義が変わらざるをえない時代となった。そこに突如として出現したのが新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』だ。これは映画の初期スタイルに魅力を発見し、映画上映に再びライブ性を持ち込もうとする試みなのか。辻凪子の作風と相まって、「映画とは何か」と改めて考えることになるだろう。
                                     
また、11月19日(土)、新作無声映画『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』のプレミア上映が決定。池袋の新文芸坐にて、弁士・大森くみこ実演による活弁そして生演奏付きの上映会が開催される。ゲストに、主演・監督の辻凪子、活動写真弁士の大森くみこ、出演者の間寛平が登壇予定。チケットは10月28日より発売開始。詳細は劇場公式ホームページまで。

『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』
2022年11月25日(金)より、京都みなみ会館先行上映、
2022年12月3日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開
監督・脚本・主演:辻凪子
活動写真弁士:大森くみこ
出演:きばほのか 長野こうへい 黒住尚生 瓜生和成 石田剛太 酒井善史 角田貴志 いいむろなおき 眉村ちあき 
上川拓郎 木尾モデル 木村知貴 大森くみこ 塚地武雅 間寛平
配給:活弁映画『I AM JAM』製作プロジェクト
配給協力:マジックアワー

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