ジャック・ホワイト、エルトン・ジョンらが豪華セッション!音楽ドキュメンタリー『アメリカン・エピック』予告編

ポピュラー・ミュージックのルーツを紐解く全4部作の音楽ドキュメンタリー『アメリカン・エピック』が、11月18日より公開される。このほど、予告編とメインビジュアルがお披露目となった。併せて、ブロードキャスターのピーター・バラカンより本作を絶賛するコメントが寄せられた。

経済的に急成長を果たし、社会、文化、芸術が大きく花開いた1920年代のアメリカ。大量生産が可能となり、録音技術の発達も相まって、それまでごく限られた富裕層の娯楽だったレコードが大衆化した。レコード会社はアメリカ各地にスカウトを派遣、新たな才能と音楽を探し求めるようになる。アパラチア山脈麓の寒村で、メンフィスの裏通りで、アトランタの教会で、次々と“発見”されていく音楽たち。全4部作、5時間以上に及ぶ本作は、そんなポピュラー・ミュージックのルーツを丹念に紐解きながら、やがてカントリー、フォーク、ブルーズ、R&B、ネイティブ・アメリカン、ハワイアン、ラテンといったジャンルへと発展していく大きなうねりを追った壮大な音楽の旅である。エグゼクティブ・プロデューサーを、名優ロバート・レッドフォードや多くのアーティストたちの名盤を手がける大物プロデューサー、T・ボーン・バーネット、アメリカ最高峰のギタリストであるジャック・ホワイトが務める。

予告編は、「今から100年前、世界は初めて、アメリカの音を“発見”した」というテロップで始まる。広大なアメリカの大地の映像に貴重な演奏の数々、ロバート・レッドフォードによる「これはアメリカの最も偉大な、知られざる物語だ」というコメント、さらにはジャック・ホワイトやエピソード4に参加しているエルトン・ジョンのインタビューも挟み込まれ、果てしない音楽の旅へと我々を誘う。

メインビジュアルは、赤とゴールドを基調に過去と現在のアーティストたちが散りばめられ、音楽の歴史と情熱が凝縮する本作の魅力をあらわすデザインとなっている。

■ピーター・バラカン(ブロードキャスター) コメント
我々が今「ルーツ・ミュージック」と呼んでいる音楽の大部分は1920年代後半に発表されたレコードに遡るものです。史上初の電気録音装置を使ってそれらの記念碑的なレコードがどのようにできたか、その時代背景と共に伝えるこの4話のドキュメンタリー・シリーズは音楽ファン必見です。最後の「セッションズ」では10年かけて再現したその装置で現在のミュージシャンがレコーディングする姿を豪華な映像と音響で楽しめます。

『アメリカン・エピック』
2022年11月18日(金)~12月1日(木)、YEBISU GARDEN CINEMAにて上映、他全国順次公開
監督・製作・脚本:バーナード・マクマホン
エグゼクティブ・プロデューサー:T・ボーン・バーネット ロバート・レッドフォード ジャック・ホワイト
配給:マーメイドフィルム コピアポア・フィルム

【作品概要】
■エピソード1:ザ・ビッグ・バン 元祖ルーツ・ミュージックの誕生
登場アーティスト:カーター・ファミリー メンフィス・ジャグ・バンド
1920年代、レコード会社は全米を回り、初めて労働者たちの音楽を録音する。その中からスターが生まれ、様々なジャンルの先駆者となった。

■エピソード2:「血と土」過酷な労働 から生まれたブラック・ミュージック
登場アーティスト:エルダー・J・E・バーチ ウィリアムソン・ブラザーズ チャーリー・パトン
教会、炭坑、綿花畑で育まれた音楽は、辛い生活から人々を解放した。多くのレコードが吹き込まれたものの、ほとんどのアーティストが名を残すことはなかった。

■エピソード3:多民族音楽国家アメリカ
登場アーティスト:ホピ・インディアン・チャンターズ ジョセフ・ケクク リディア・メンドーサ ミシシッピ・ジョン・ハート
先住民、ハワイアン、ケイジャン、ラテン。それぞれ独自のリズムやメロディを持つ豊かな音楽。それはまさに多民族国家アメリカを象徴していた。

■エピソード4:セッションズ
登場アーティスト:ジャック・ホワイト ナズ アラバマ・シェイクス ロス・ロボス エルトン・ジョン タージ・マハール ベティ・ラヴェット アヴェット・ブラザーズ リアノン・ギデンズ ウィリー・ネルソン マール・ハガード
1920年代に開発された最初の電気式録音機。この残存する唯一の機械を修復し、当時の方法でレコーディングするために集まった偉大な20アーティスト。夢の競演が実現する。

©2017 Lo-Max Records Ltd.