全世界で社会現象を巻き起こしたマーベル・スタジオ作品『ブラックパンサー』シリーズの最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が11月11日より公開される。このほど、予告編とUS版本ポスタービジュアルがお披露目となった。
祖国である超文明国家ワカンダの“秘密”を守るという使命を果たすため、ワカンダの国王、そしてブラックパンサーというヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラの活躍が描かれた『ブラックパンサー』(2018)。全米歴代興行収入は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)や『アバター』(2009)に次ぐ歴代6位となる7億ドルを叩き出し、全世界では13億ドルを超える偉業を達成。ヒーロー映画としては“初”となるアカデミー賞作品賞を含む7部門にノミネート、3部門の受賞を果した。しかし、ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンは2020年に病のため他界。そのニュースは世界中を深い悲しみに包んだ。
前作から4年、本作は偉大な王であり、ヒーローであるティ・チャラを失ったワカンダが舞台。国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか。
予告編は、白い衣装に身を包み、ブラックパンサーのマスクを持つティ・チャラの妹シュリと、その隣を歩く母であるラモンダ女王の姿から始まり、悲しみに暮れるワカンダの様子が映し出される。その後現れたのは、自由自在に空を飛び、海中も思いのまま移動する海の帝国を率いる謎の王ネイモア。「傷ついた者だけが偉大な指導者となる」という意味深な言葉とともに、強烈なカリスマ性を匂わせる。ラモンダが、王がいなくなったワカンダが襲撃されることを危惧する場面からは、ネイモアがワカンダの平和を脅かす存在であることがわかる。彼らの狙いとは、一体何なのか?ワカンダ王国vs海の帝国の一大決戦の火蓋が切られようとしていた。さらに、ガジェットを搭載したスーツを身にまとった天才発明家の少女リリ・ウィリアムズ(=アイアンハート)の姿も。彼女はワカンダの敵なのか、味方なのか?映像では、陸・海・空を舞台にした迫力満点のアクションシーンも垣間見え、前作からパワーアップした物語に期待が高まる。そして最後には、「示すのです、我々の力を」というラモンダ女王のセリフとともに、遂に新たなブラックパンサーが姿を現す。
ポスタービジュアルは、ワカンダの命運を託された者としての強い決意に満ちた表情を浮かべるシュリやナキア、ラモンダらが印象深い。対照的に描かれている海の帝国の王ネイモアの姿からは、彼独特の威厳や、冷酷さを纏った風格が漂っており、本作で描かれる両国の熾烈な戦いを示唆するようなビジュアルとなっている。シュリらワカンダのメンバーの後ろには、ゴールドとシルバーがあしらわれた新たなブラックパンサーの姿も描かれている。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
2022年11月11日(金)より、全国公開
監督:ライアン・クーグラー
製作:ケヴィン・ファイギ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
【ストーリー】 国王とヒーロー、2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダ国に海の帝国の脅威が迫る。ティ・チャラの妹であり天才科学者のシュリたちは、この危機にどう立ち向かうのか。そして、新たな希望となるブラックパンサーを受け継ぐ者は誰なのか。
© Marvel Studios 2022