ワイン愛好家の聖地、フランスのブルゴーニュ地方を舞台に、ロマネ=コンティをはじめとする世界最高峰のワイン造りに魂を注ぐ人々に迫った至高のドキュメンタリー『ソウル・オブ・ワイン』が、11月4日より公開されることが決定した。併せて、日本版ポスタービジュアルがお披露目となった。
ワイン愛好家の聖地、フランス、ブルゴーニュ地方。本作は1本数百万円も下らない高級ワインの代名詞であるロマネ=コンティをはじめ、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー、ムルソー、ヴォルネイなど、世界最高峰のワインを生み出す「神に愛された土地」で、ワイン造りに魂を注ぐ人々を映す至高のドキュメンタリーとなっている。
近年の温暖化によりますます入手困難、価格高騰が報じられながらも日本をはじめ世界中で絶大な人気を誇るブルゴーニュワイン。高級ワインの流通の裏事情を捉えたドキュメンタリー『世界一美しいボルドーの秘密』(13)の一方、本作の監督マリー・アンジュ・ゴルバネフスキーが光を当てるのは、ワイン造りの原点、ワイン畑と人間の何世紀にもわたる関係だ。四季を通して、名だたるワイン畑を守る生産者たちの普段は見ることのできない貴重な舞台裏にカメラが入り、最高級のワインが生まれる貴重なプロセスを、フレデリック・ワイズマン監督のドキュメンタリーを思わせる眼差しで、ブルゴーニュ地方の美しい自然、詩的で芸術的な映像にのせて映し出す。
そこでは、農薬や除草剤を使わず、自然のままの有機農法やビオディナミ農法を採用し、次世代へとその遺産を受け継ぐ番人として、何世紀もの間、ワイン畑を守り続けてきたブルゴーニュのワイン生産者たちの技と知恵、そして哲学を垣間見ることができる。本作ではそんな彼らの姿を通して、最後にワイン好きをもハッと震わせる、ある境地にたどり着く。それはワインという飲み物の「真髄」に触れる体験だ。
日本版ポスタービジュアルでは、「偉大なワイン(グラン・ヴァン)、それは大地と空と人との出逢いから生まれる。」というキャッチコピーに、陽光が降り注ぐワイン畑でブドウの収穫をする人々の写真、そしてワインを前に至福の微笑みを見せるソムリエールの女性を映し出した写真から、自然の恵みであるブドウの実から、やがて1杯の「グラン・ヴァン(偉大なワイン)」が生まれるストーリーが垣間見えるビジュアルとなっている。
『ソウル・オブ・ワイン』
2022年11月4日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、 アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本:マリー・アンジュ・ゴルバネフスキー
配給:ミモザフィルムズ
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