“韓国史上最悪の事件”キム・サンギョン主演『空気殺人~TOXIC~』予告編&本ビジュアル

韓国で実際に起きた加湿器殺菌剤事件を描く『空気殺人〜TOXIC〜』が、9月23日に公開される。このほど、予告編と本ビジュアルがお披露目となった。

本作は、韓国で実際に起きた加湿器殺菌剤事件を基に描かれている。1994年から17年間、韓国を脅かしてきたこの事件は、戦後以降、最も多くの死者が発生した事件となっている。家族の突然の死の真相を揺るぎなく追及する父親の姿を通して、大規模スキャンダルが明るみに出る。

ある日突然妻を亡くし、息子も危険な状態に陥ってしまった医師・テフンを演じるのはキム・サンギョン。キム・サンギョンは、『1級機密』『光州5・18』『殺人の追憶』など、特に実際の事件を題材にした映画に多数出演している。脇を固めるのは、『ミッション:ポッシブル』のイ・ソンビン、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のユン・ギョンホ。テフンの妻を「マドンナ」のソ・ヨンヒが演じる。

本ビジュアルは、「捏造された情報、死者・多数・事件、真実なのか、物語なのか」というキャッチコピーで、事件が引き起こした悲痛な物語を表現している。実際に、映画スタッフの中にも加湿器殺菌剤を使用した方がいたり、本作に出演しているソ・ヨンヒも使うところだったという。誰にでも起こりうる身近な事件だったことが伺える。

『空気殺人〜TOXIC〜』
2022年9月23日より、全国公開
脚本・監督:チョ・ヨンソン
原作:ソ・ジェウォン
出演:キム・サンギョン イ・ソンビン ユン・ギョンホ ソ・ヨンヒ
配給:ライツ キューブ

【作品概要】 テフン(キム・サンギョン)は大学病院で救急救命室の医師をしている。ある日、息子・ミヌ(キム・ハオン)が意識を失い、病院に運び込まれる。最近体調がすぐれなかったミヌだったが、病院に運ばれたときには呼吸ができない状態になっていた。診察の結果、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と判明する。息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュ(ソ・ヨンヒ)が同じ肺の病気で亡くなってしまう。耐え難い現実に直面したテフンと義妹のヨンジュ(イ・ソンビン)は、ギルジュが突然病気になった事を不審に思い、調査を始める。調査を始めてほどなくして、衝撃的な事実が明らかになる。原因は、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤にあったのであった。世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去17年間販売してきたのだ。オーツー社は「殺菌剤を加湿器に入れれば風邪に効く」と宣伝し、政府も日常的に使用できる安全性を認可していた為、商品はヒットしたが、殺菌剤を使用した多くの人々の命が危険にさらされることに。テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かう。

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