2018年と2020年に公開され好評を博した中井貴一と佐々木蔵之介のダブル主演で贈るコメディ映画『嘘八百』。そのシリーズ3弾『嘘八百 なにわ夢の陣』が、2023年1月に公開される。このほど、カリスマ波動アーティスト・TAIKOH役に関ジャニ∞の安田章大が決定した。
本作の舞台は大阪。今年天守閣復興90周年となる大阪城での撮影も敢行し、骨董ファンのみならず、歴史ファンの興味もそそる豊臣秀吉の1億円級のお宝“鳳凰”をめぐり、三たび抱腹絶倒の騙し合いが繰り広げられる。果たしてシリーズ第3弾にして完結編となるのか?
大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫(中井貴一)と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)の骨董コンビを翻弄するカリスマ波動アーティスト・TAIKOH役に関ジャニ∞安田章大が決定した。“波動アーティスト”として、神秘の舞のような動きで大きなキャンパスに絵を描き、それらの絵とともに自身もカリスマ的な人気を誇る謎の人物を演じる。
かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品」。その七品とは ①懐で温めた信長の草履 ②戦で顔につけた面頬(めんぼお) ③獅子の飾りをつけた兜 ④桐の文様の軍配団扇 ⑤有馬温泉の湯殿の瓦 ⑥黄金の風炉 ⑦鳳凰の銘がついた茶碗。中でも“鳳凰”は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていたー。その豊臣秀吉の1億円級のお宝“鳳凰”をめぐり、中井&佐々木の骨董コンビと安田演じるTAIKOHが騙し合いの火花を散らす。安田にとっては地元である関西を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒の大騒動を、どのように盛り上げてくれるのか、期待が高まる。
■安田章大(TAIKOH役)コメント
シリーズ1と2で既に“出来上がっている”作品に出演させていただき、幸せで光栄です。TAIKOHは<波動アーティスト>ですが、繊細な部分を持ち、それを自己表現している人物です。その内面の繊細さにより、「ちょっとよく分からない人」「変わっている人」として扱われたくないなと意識していました。監督との最初の打ち合わせで、「普段自分で絵を描く時は、感じたものが降りてきた瞬間に描きます」と話したのですが、その着想を脚本に入れてくださったのか、TAIKOHと自分は似ていると思う部分もありました。ですが、僕はTAIKOHのように、ミステリアスで独特な空気をまとっている人間ではなく、ただただネアカなタイプなので(笑)、そこは自分との違いが大きかったかもしれません。中井さんや佐々木さんやその他ベテランのキャストの皆さんと共演させていただき、とても贅沢でした!皆さんのその場で対応できるお芝居の技量、表現力、表情、言葉の言い回し、語尾の落とし方、ブレスなど、すぐに真似できることではありませんが、一緒に芝居をさせていただくことで少しずつ自分に経験値がたまっていく感覚がありました。「現場で学ぶことが全てなんだ」とジャニーさんがおっしゃっていましたが、それが財産だと改めて感じました。『嘘八百 なにわ夢の陣』、是非見てください!
『嘘八百 なにわ夢の陣』
2023年1月より、全国公開
監督:武正晴
脚本:今井雅子 足立紳
出演:中井貴一 佐々木蔵之介 安田章大
配給:ギャガ
©2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会