柊あおいの同名青春恋愛漫画を、スタジオジブリが1995年にアニメ映画化し大ヒットした名作に、10年後のオリジナルストーリーも加えて、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で映画化する実写版『耳をすませば』が、10月14日より公開される。このほど、本作の第2弾ティザービジュアル2種と場面写真がお披露目となり、併せて、劇中歌が「翼をください」に決定した。
本作は、“あの頃の気持ち”を忘れたくないすべての人に贈る、切なくピュアな青春ラブストーリー。読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会う。最初の印象は最悪だったが、雫は夢を追う聖司に次第に惹かれていく。聖司も小説家になるという雫の夢を知り、彼女に想いを寄せ始める。そして二人は「お互いきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして、10年の月日が流れ…。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れないと思う度に、イタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなく、もどかしい日々の支えは聖司にとっても同じく雫であった。そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は…。
本作の劇中歌は、「翼をください」。日本とイタリア、離れて過ごす二人の想いに寄り添うような歌詞に合わせ、彼らの物語がどのように展開されていくのか?
第2弾ティザービジュアルは、中学生時代の雫(安原琉那)と聖司(中川翼)が自転車に乗って土手の上を走るシーンと、10年後、二人(清野菜名、松坂桃李)が再び同じ場所に立ち、向かい合っているものだ。10年の月日が経ち、街の風景と同じく二人の関係にもどのような変化が起こったのか、思いを巡らせたくなるビジュアルに仕上がった。
場面写真には、現在の雫と聖司だけでなく、中学生時代の二人の姿も収められる。名シーンの数々を彷彿とさせる。
■柊あおい(原作者) コメント
「耳をすませば」を描いて33年、アニメ映画化から27年。映画を観て育ったスタッフの方々の熱い想いを伺って、「10年後の物語」という新しい切り口に興味を惹かれました。今、新たな実写映画が生まれて、すっかり原作者の手を離れて歩いているキャラクター達が不思議です。けれども、どんな世界を見せてくれるのかドキドキワクワク見守る思いは、やっぱり親なのでしょうね。思わぬパンデミックで暗い世相になってしまいましたが、この映画で少しでも世界が明るくなればと願っております。
『耳をすませば』
2022年10月14日(金) 全国公開
監督・脚本:平川雄一朗
原作:柊あおい「耳をすませば」
劇中歌:「翼をください」
出演:清野菜名 松坂桃李 安原琉那 中川翼
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 松竹
【ストーリー】 読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫(安原琉那)。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司(中川翼)…全部私よりも先に読んでる…どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。それから10年の時が流れた、1999年。雫(清野菜名)は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない…そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司(松坂桃李)を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は…。
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