松坂桃李「大河で言ったら2本分」撮影開始から2年半!清野菜名、内田理央らが映画の完成に歓喜!

柊あおいの同名青春恋愛漫画を、スタジオジブリが1995年にアニメ映画化し大ヒットした名作に、10年後のオリジナルストーリーも加えて、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で映画化する実写版『耳をすませば』が、10月14日より公開される。このほど9月28日にイタリア文化会館 アニェッリホールにてジャパンプレミアイベントが行われ、キャストの清野菜名、松坂桃李、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、そして平川雄一朗監督が登壇した。

2020年の撮影開始から2年半の歳月を経て、ついに完成した本作。挨拶した雫役の清野は、「ようやく皆さんに観ていただける日を迎えられて、スタッフの皆様と、今日を楽しみに待ち続けてくださったファンの皆様に感謝の気持でいっぱい」と喜びを噛み締めた。

続けて挨拶した聖司役の松坂は、「撮影から2年半。本当に(時間が)かかりました」とホッとした様子。「大河で言ったら2本分です」と大河ドラマの撮影期間と比較し、「大河ドラマ2本分の思いがこの作品に詰まってます!」と、言葉に力を込めた。

アニメ版の『耳をすませば』がもともと好きだったという松坂は、「聖司役を頂いたときはプレッシャーに押しつぶされそう」になったそうだが、「(アニメ版から)10年後の設定という話を聞いた時に、雫と聖司の10年後が見られるのかという興味の方が大きくて」と、好奇心に背中を押されたことを明かしていた。

イベントの最後には、本作の重要なキャラクターである“バロン”人形を、イベント会場となったイタリア文化会館に贈呈する一幕も。人気キャラの思わぬ登場に、会場のファンからは大きな拍手が沸き起こっていた。

『耳をすませば』
2022年10月14日(金) 全国公開
監督・脚本:平川雄一朗
原作:柊あおい「耳をすませば」
劇中歌:「翼をください」
出演:清野菜名 松坂桃李 山田裕貴 内田理央 安原琉那 中川翼 荒木飛羽 住友沙来
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 松竹

【ストーリー】 読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫(安原琉那)。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司(中川翼)…全部私よりも先に読んでる…どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。それから10年の時が流れた、1999年。雫(清野菜名)は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかも知れない…そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司(松坂桃李)を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は…。

©柊あおい/集英社 ©2022『耳をすませば』製作委員会