渋川清彦が主演、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)と宇野祥平が共演する人情“タクシードライバー飯”ドラマ「ザ・タクシー飯店」が、6月1日よりテレビ東京にて放送されることが決定した。
主人公は町中華をこよなく愛するタクシードライバー。タクシーという“密室”を舞台に、離婚の危機にある夫婦、夢破れた青年、定年退職を迎えた会社員など様々な事情を抱えた客と、人生の酸いも甘いも経験したタクシードライバーが会話劇を繰り広げる。そして、本ドラマのもう一つの主役が「町中華」。熱気や食欲をそそる油の匂い、心地よいリズムを刻む調理の音…。本作は独特な雰囲気を持ち、人を惹きつけてやまない町中華の魅力を全面に打ち出した人情“タクシードライバー飯”ドラマとなっている。
主演を務めるのは、本作が在京キー局連続ドラマ初主演の渋川清彦。昨今では、映画『キネマの神様』、『孤狼の血 LEVEL2』など話題作に次々と出演し、ドラマ「真犯人フラグ」では、「どっち?」が口癖の刑事役で話題になった。本作で渋川が演じるのは町中華を愛し、人付き合いが苦手なタクシードライバー・八巻孝太郎。自身も町中華を愛する名バイプレイヤーの渋川が、本作では主演としてどのようにストーリーを引っ張っていくのか?町中華の食べっぷりにも注目だ。
そのほかレギュラーキャストとして、孝太郎(渋川清彦)がかつて働いていたタクシー会社の若社長・増保健壱に、テレビ東京連続ドラマ初出演となるHey! Say! JUMPの髙木雄也。三浦大輔の傑作舞台「裏切りの街」で生身の人間のリアルを見事に演じ切り、実力と輝きをいかんなく発揮する人気トップアイドルが脇を固める。そして、孝太郎の元同僚・東屋敷要に、映画『罪の声』で日本アカデミー賞・優秀助演男優賞を見事に受賞した宇野祥平が扮する。また、各話に乗客として登場する多彩なゲストからも目が離せない。
▼キャスト コメント
■渋川清彦(八巻孝太郎役)
助監督時代から知っていて、懇意にしている片桐監督との作品なので全力で応えたいと思いました。撮影が始まり、監督が現場の雰囲気をつくってくれていることもあり、普段通りの気持ちで演じられています。自分は普段から町中華のような古い店によく行くので今回も撮影を楽しみにしていたのですが、食べるシーンは意外に大変ですね(笑)。ちょこっと食べてまたちょこっと食べてと続き、ずっと食べている感じで、胃で消化していて頭に血が行かない(笑)。頭と胃の戦いです。この作品では何かしら傷のある人たちがみんな一生懸命前向きに生きているところを町中華と絡めて描く、すごくいい人情話だと思います。そして昔から続いている町中華は見ていてノスタルジックな気持ちになります。物語の人情と町中華の人情が詰まったところが見どころです。
■髙木雄也(増保健壱役)
台本から美味しそうな匂いが漂ってくるような作品で、今までこうしたドラマに参加したことがなかったのですごく楽しみでした。渋川さん、宇野さんと3人のシーンが多いので、いかにお二人に近づいていけるか、絶妙な距離感を縮めて演じていきたいです。そして、“町の中華店に入ってみたいけれど入りにくい”という人もいるかと思います。このドラマを見て、気軽に入れるということを感じてほしいです。あとタクシー運転手さんの休憩時間がどうなっているのかなとかそんな裏側も是非のぞいてみていただければと思います。
■宇野祥平(東屋敷要役)
いつも片桐監督の作品に参加出来ることを楽しみにしているのですが、渋川さん主演、タイトルが「ザ・タクシー飯店」。いつにも増して楽しみです。とても明るいチームで、監督、スタッフ、渋川さん、髙木さんはじめキャストの皆さんに助けられながら撮影に臨んでいます。町中華、タクシー、そしてロマン溢れる作品だと思います。
「ザ・タクシー飯店」
2022年6月1日(水) 夜1時〜テレビ東京系にて放送(テレビ大阪のみ6月13日(月)〜放送)
監督:片桐健滋 清水勇気
脚本:横幕智裕 小嶋健作
音楽:田井モトヨシ
出演:渋川清彦 髙木雄也(Hey! Say! JUMP) 宇野祥平
【ストーリー】 タクシーは、日々、客を乗せる。その刹那、それぞれの事情を抱えた客と、タクシーの中で生きるドライバーの人生が交差する。たった数分から数十分の会話で、淡い恋心が生まれる時もある。一期一会を楽しみ、時に哀しみ、時に笑い、車内で濃密な人間ドラマが繰り広げられる。そんな物語の主人公で個人のタクシードライバー八巻孝太郎(渋川清彦)は、町中華を愛している。東京の町中華の名店はほとんど頭に入っていて、客を送り届けた後、男はフラリと町中華の名店に立ち寄る。そして至高の逸品を食す。そこに生まれる「人生の喜び」。それがタクシーで出会った客の人生とリンクしていく。食べ終え、店を出た男は、ゆっくりとタバコに火をつけ、呟く。「さて、もうひとっ走り、行きますか」。そうして男は再び夜の街を走り出すのだった…。
©「ザ・タクシー飯店」製作委員会