「あの日の君に逢いに行く」鈴鹿央士 × 飯豊まりえ『夏へのトンネル、さよならの出口』特報映像&ティザービジュアル

優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、デビュー作にして第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のダブル受賞を果たした八目迷の同名小説を、鈴鹿央士と飯豊まりえのダブル主演でアニメ映画化する『夏へのトンネル、さよならの出口』の公開日が9月9日に決定し、ピアニスト・作曲家の富貴晴美が劇伴を担当することが発表された。併せて、特報映像とティザービジュアルがお披露目となった。

ウラシマトンネル。そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに…。掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。二人は不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。本作は、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。

劇伴を担当し、美しいピアノ楽曲を書き下ろしたのは、富貴晴美。ピアニスト・作曲家である富貴晴美は国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業後、NHK大河ドラマ「西郷どん」、連続テレビ小説「マッサン」、TVアニメ「ピアノの森」など30作品以上の音楽を担当し、『わが母の記』で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞、2016年、『日本のいちばん長い日』、『関ヶ原』で3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝くなど、今最も期待される若手実力派である。

特報映像では、「ぼくは、あの夏の君を取り戻す」「これは二人だけの秘密」「この世界を捨てたっていいと思った」「今日から私たちの共同戦線が始まる」「このトンネルに私たちの願いを叶えてもらうために」とカオルとあんずの意味深なやり取りが重ねられ、“ウラシマトンネル”という文字が浮かび上がる。美しい映像とともに、“ウラシマトンネル”というキーワードで結ばれた二人の冒険の始まりが幻想的に綴られていく。タイトルにも入っている“ウラシマトンネル”とはいったい何なのか?カオルとあんずが叶えたい“願い”とは?

ティザービジュアルは、イラストレーターくっかが手掛けた。4月29日より全国の公開劇場にて掲出される予定だ。

■富貴晴美(音楽) コメント
“ウラシマトンネル”があったら、私も塔野カオルと同じ選択をするだろう。「最愛の人を取り戻したい」と共感した時、音楽が自然と頭の中で鳴り響いた。作曲をしている間、塔野カオルになりきっていたのかもしれない。夢中で音楽を書いていたので、ウラシマトンネルに入ったように、数週間があっという間に感じた。それほど時間が経つのが早かった。登場人物たちの繊細な気持ちを表現するために、ピアノを中心とした繊細なオーケストレーションを目指しました。映像美、音楽、全てにおいて幻想的なウラシマトンネルを体感しにきてください。

『夏へのトンネル、さよならの出口』
2022年9月9日(金) 全国公開
監督:田口智久
原作:八目迷「夏へのトンネル、さよならの出口」
キャラクター原案・原作イラスト:くっか
キャラクターデザイン・総作画監督:矢吹智美
アニメーション制作:CLAP
音楽:富貴晴美
声の出演:鈴鹿央士 飯豊まりえ
配給:ポニーキャニオン

【作品概要】 ウラシマトンネル。そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに…。掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。二人は不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語。

©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会