西原孝至監督「日本共産党へのイメージが変わるはず」『百年と希望』メインビジュアル&場面写真

『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』で知られる西原孝至監督が、7月15日に創立100周年を迎える日本共産党を追ったドキュメンタリー映画『百年と希望』が、6月18日より公開される。このほど、本作のメインビジュアルと場面写真がお披露目となった。

2022年7月15日に創立百周年を迎える日本共産党。経済最優先の新自由主義をおし進める自由民主党が長く政権を担う日本において、左派政党として独自の立ち位置を貫いてきた。コロナ禍が続く2021年、本作は日本共産党の99年目の姿にカメラを向ける。夏の東京都議会議員選挙、秋の衆議院総選挙にのぞむ議員たちの活動をはじめ、入党から60年を超える古参の党員、共産党の機関紙である「しんぶん赤旗」編集部、若い世代の支援者、そして党の周りの人々をカメラは追う。東京オリンピック・パラリンピックが反対世論もあるなかで開催され、その一方繰り返される事業者への休業要請、市民へ自粛を求める風潮に、社会の分断は一層進んでしまった。自己責任、自助努力という言葉が頻繁に飛び交うなか、あるべき政治の役割とは何なのか。経済格差、ジェンダー平等、気候危機…この国の数多くの課題に対して、政治は何ができるのか。そして日本共産党の姿を通して、いまの日本社会が浮き彫りになっていく…。

メインビジュアルには、人権問題に取り組む池内さおり議員や各地で活動する日本共産党の議員とともに、いまこの日本社会を生きる人たちや街並みの写真が一枚一枚配置される。一人一人の声から社会がどう変わっていくのか、これからの課題や希望と向かい合う本作をあらわすビジュアルになっている。

■西原孝至(監督) コメント
日本最古の歴史を持つ政党の、99年目の姿。そこから見えてきたのは、日本社会の矛盾と、微かな希望でした。進まないジェンダー平等、新自由主義への疑問、広がる経済格差、気候変動に対する危機感、連綿と続く家父長制…。「こんな社会に誰がした?」と嘆く前に、私は「こんな社会でいいのか?」と声をあげたい。怒りを込めて。本作で登場するのは、普段はカメラの前に立つことのない人たちです。ドキュメンタリーの被写体となることを受け入れ、カメラの前で自身の想いを表してくれた皆さんの勇気を、ぜひスクリーンでみていただきたいです。きっと、日本共産党へのイメージが変わるはずです。映画『百年と希望』が、過去と未来をつなぐ、“今”の社会の中で、大きな問いとなることを願っています。そして、社会にある矛盾は、私たち一人ひとりの声によって変えられるという感覚に触れてもらえたら、とても嬉しいです。

『百年と希望』
2022年6月18日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督・撮影・編集:西原孝至
プロデューサー:増渕愛子
音楽:篠田ミル
配給:ML9

【作品概要】 創立100周年を迎える日本共産党を追うドキュメンタリー。経済格差、ジェンダー平等、気候危機…この国の数多くの課題に対して、政治は何ができるのか。そして日本共産党の姿を通して、いまの日本社会が浮き彫りになっていく。

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