ベルリン国際映画祭金熊賞(『マグノリア』)、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞するなど、常に世界中の映画ファンが新作を心待ちにする天才ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『リコリス・ピザ』が7月1日より公開される。このほど、特報映像がお披露目となった。
本作は、1970年代のアメリカ、サンフェルナンド・バレーを舞台に、写真技師アシスタントのアラナと高校生ゲイリーの恋模様を描き出す。
特報映像は、主人公ふたりの出会いから始まる。年上の女性アラナ(アラナ・ハイム)に一目惚れした高校生ゲイリー(クーパー・ホフマン)が「運命の出会いだ」と告白するも、アラナは「やめてよ」とすげなく受け流す。しかし、少しずつふたりの距離が近づき、共に走り、反発し、笑いあう。「思い通りにならない」とゲイリーを睨みつけるときもあれば、妖艶な流し目でゲイリーを見つめるアラナの姿も。指が少しだけ触れあうシルエットや「君を忘れるわけない。君も僕を忘れない」と恋心をアラナに伝えるゲイリーの言葉に胸をキュンとさせられる。本作で映画デビューした主役ふたりの周辺には、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパーが脇役としてちらっと映り込むのも映画ファンにはたまらない映像となっている。
▲ポール・トーマス・アンダーソン監督(右)
『リコリス・ピザ』
2022年7月1日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本・撮影:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイム クーパー・ホフマン ショーン・ペン ブラッドリー・クーパー ベニー・サフディ
配給:ビターズ・エンド パルコ ユニバーサル映画
【作品概要】 奇才ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作。舞台は1970年代のロサンゼルス、サンフェルナンド・バレー。実在の人物や出来事を背景に、写真技師アシスタントのアラナ(アラナ・ハイム)と高校生ゲイリー(クーパー・ホフマン)が偶然に出会ったことから、歩み寄りすれ違っていく恋模様を描き出す。
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