飯塚健監督「主演を務めた上原実矩は不満がよく似合う」、にゃんたこ「現実と希望はいつだって隣り合わせ」著名人絶賛!『この街と私』予告編

監督・脚本・編集を務めた永井和男の実話を元にし、バラエティ番組を作るために制作会社に入社したのに、深夜に街の良さを紹介する番組を担当する23歳ADの葛藤を上原実矩主演で描く映画『この街と私』が、3月4日より公開される。このほど、本作の予告編と新場面写真がお披露目となり、併せて、キャストの宮田佳典、伊藤慶徳、そして映画監督・飯塚健、YouTuber/文筆家・にゃんたこ、映画監督/役者・吐山ゆんよりコメントが寄せられた。

地域発信型映画として東京都葛飾区を舞台に制作された本作。ADの23歳村田美希は、お笑いの番組が作りたくて制作会社に入ったが、深夜に街の良さを紹介する関東のローカル番組「この街と私」の担当として休みなく働いている。彼氏の翔也と同棲する部屋には寝に帰っている状況で、彼氏の話もろくに聞けていない。ある日、お笑いの特番の企画を出したものの、一蹴されてしまった美希だが、「この街と私」の街頭インタビューを初めて一人で任せられる。撮ってきた素材を見たディレクターに、「使えない」と言われた美希は…。

■宮田佳典(中山祐樹役) コメント
中山は“嫌な上司というキャラクター”だけではないと思いました。映画をヒロイン目線で見ていくと、後輩に対して厳しく、嫌な上司、物語上の敵という風に見えるかもしれません。しかし、それだけではなく社会で生きていく為に必要な事を彼なりに伝えているのではないか。彼には彼の人生があり、その側面を見たときに共感でき、このキャラクターを演じる事が出来ました。この映画では社会を生きていく中で誰しもが必ず経験するであろう共通の壁(試練)が描かれているのではないかと思います。それをどう考えて乗り越えていくか。僕にも、この様な試練が次々と訪れています。だからこそ見終わると、「少し肩の力を抜いて頑張ろうかな」って、どこかフッと楽になる部分がありました。皆様にも日常で力が入りすぎている事、気を張りすぎている事あると思います。明日から少しでも楽に過ごしてもらえたらと。ぜひ劇場でご覧下さい。

■伊藤慶徳(寺本慎二役) コメント
制作会社のプロデューサー、寺本という役を演じました伊藤慶徳です。寺本は、業界だけじゃなくどこの会社でも必ずいる、圧が強めの少し癖のある上司です。自分が過去に会ったそういう人達を意識しながら演じました。この映画は、リアルな葛飾区民の方々がたくさん出てきており、どこまでが俳優でどこまでが葛飾の人なのか分からない、ある意味フィクションとノンフィクションの境界線を超えた面白い作品になってると思います。そして何よりこの映画を観た後は葛飾に行きたくなります。監督の温かさと優しさとユーモアが詰まった作品です。ぜひ、劇場でご覧頂ければ嬉しいです。

▼著名人 絶賛コメント

■飯塚健(映画監督・脚本家)
若者を描くことは“不満”を描くことだ。主演を務めた上原実矩は不満がよく似合う。特に、矢切の渡しのシーンでのそれは必見だ。俺は吹いた。不満が解消されてゆく彼女の顔が、映画たらしめている。

■にゃんたこ(YouTuber・文筆家)
「やりたくもないことで何でそんな疲れてんの?」「今はこれしか出来ないから」仕事も恋も、思うようにうまくはいかない。じめっとした空気の中で、時には息ができなくなるくらいに、迷ったり、すれ違ったりする。でも、ぱっと視界が開ける瞬間がある。生きてける、と感じる瞬間がある。そしてそういう瞬間のあることを、この映画は教えてくれる。現実と希望はいつだって隣り合わせだ。

■吐山ゆん(映画監督・役者)
監督の永井くんは直接話すと凄く尖ったことやシュールなことを言ってきたりするんですが、彼が撮った映像を観るとそういった印象がまるでなく本当はストレートに心あたたかいものが好きなんだなと感じます。今回の映画をみてようやく普段の話し方は、照れ隠しやったんや。と気づきました。かわいい人です。

『この街と私』
2022年3月4日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・編集:永井和男
音楽:山城ショウゴ
主題歌:Bray me「オリジナルソングのような人生を」
出演:上原実矩 佐野弘樹 宮田佳典 伊藤慶徳 LiLiCo 川原克己(天竺鼠) ですよ。 大西ライオン 大溝清人(バッドボーイズ)
配給:アルミード

【ストーリー】 ADをしている23歳の村田美希(上原実矩)は、お笑いの番組が作りたくて制作会社に入ったが、深夜に街の良さを紹介する関東のローカル番組「この街と私」の担当として休みなく働いている。彼氏の翔也(佐野弘樹)と同棲している部屋には寝に帰っている状況で、彼氏の話もろくに聞けていない。ある日、お笑いの特番の企画を出したものの、一蹴されてしまった美希だが、「この街と私」の街頭インタビューを初めて一人で任せられる。撮ってきた素材を見たディレクターに、「使えない」と言われた美希は…。

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