中川大志「また飯塚組に出たいという想いで勝手に現場に押しかけた」謎のサラリーマン役でカメオ出演!山田孝之『ステップ』

「とんび」、「流星ワゴン」など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた重松清による累計発行部数8.5万部を超える小説を、山田孝之を主演に迎えて映画化する『ステップ』が、4月3日より公開される。このほど、中川大志が、謎のサラリーマン役でカメオ出演していることが発表され、併せて、彼を収めた場面&メイキング写真がお披露目となった。

本作は、結婚3年目で、30歳の若さで妻に先立たれた主人公・健一が悩みながらも、周囲の人々との関わりの中でかけがえのない日々を過ごし、娘の美紀とともに、そして常に亡き妻を心に感じながら、ゆっくりと成長していく10年間を描く。

中川大志は、健一(山田孝之)が上司に誘われランチに出かけた際、必ず爽やかに店から出てくる謎のサラリーマン役として出演。飯塚監督ならではの観るものを明るい気持ちにさせてくれる演出の一旦を担い、名前のないキャラクターながら独特のポジションで、観客に強い印象を残す。日々仕事と育児に追われ慌ただしく過ごす健一の生活が描かれる中で、ほほえましく、そして清涼感すら漂わせる中川のたたずまいは必見だ。一体、中川は劇中で何回登場するのだろうか?

昨年はNHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演し幅広いファンを獲得、またドラマ「G線上のあなたと私」では、波瑠演じるヒロインとの“エレベーターでのキス”が大きな話題を集めたことも記憶に新しく、活躍が目覚ましい中川。実は、これまで本作でメガホンをとった飯塚監督の『虹色デイズ』、オムニバス映画『全員、片想い』の一篇『MY NICKNAME is BUTATCHI』、ドラマ「REPLAY&DESTROY』に出演してきた経緯があり、中川から「飯塚監督の作品にまた参加したい」と熱烈オファーし、監督も快諾。まさに“相思相愛”という状況の中、今回のタッグが実現した。

場面写真は、中川演じるサラリーマンが鰻屋から出てくるシーン。中川の表情は凛々しいながらも、口元にはつまようじを加えている…というアンバランスさが思わず笑いを誘う。

■中川大志(謎のサラリーマン役) コメント
また飯塚組に出たい、山田孝之さんと同じ現場に立ちたいという想いで、勝手に現場に押しかけました。帰り際に監督に、作品の邪魔をしていたらカットして下さいと伝えました。僕が出てるか、劇場で確かめてください。

『ステップ』
4月3日(金)より全国ロードショー
監督・脚本・編集:飯塚健
原作:重松清「ステップ」
主題歌:秦 基博「在る」
出演:山田孝之 田中里念 白鳥玉季 中野翠咲 伊藤沙莉 川栄李奈 広末涼子 余貴美子 國村隼 中川大志
配給:エイベックス・ピクチャーズ

【ストーリー】 健一(山田孝之)はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀(中野翠咲、白鳥玉季、田中里念)の子育てと仕事の両立の生活だ。結婚3年目、30歳という若さで突然妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日が始まった。そんな姿を見て、義理の父母(國村隼、余貴美子)が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる妻と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。美紀の保育園から小学校卒業までの10年間。様々な壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと“家族”への階段を上る。泣いて笑って、少しずつ前へ。

(C)2020映画『ステップ』製作委員会