「困難を笑いで乗り越える人たちの物語だ」アメリカ人男性が3.11を題材にしたコメディ映画を制作!『永遠の1分。』予告編&場面写真

上田慎一郎が脚本、『カメラを止めるな!』で撮影監督を担った盟友・曽根剛が監督を務め、“笑いの力”を武器に東日本大震災と真摯に向き合ったヒューマンドラマ『永遠の1分。』が、3月4日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

本作は、“笑い”がもたらす癒しの力で困難や葛藤を乗り越えていく人々を描く映画を制作しようとする、アメリカ人映像ディレクターの奮闘を描く。ユーモアたっぷりの小ネタもテンポ良くちりばめられ、伏線回収はもちろん、制作陣が実際に苦悩したことを追体験することができる極上のエンターテイメント作品だ。

予告編は、コメディを得意とする映像作家のスティーブ(マイケル・キダ)が日本で3.11大震災のドキュメンタリーを撮ってくるという会社の指示に反して、忍者コメディ映画を作ろうと計画するシーンから始まる。しかし、日本の現状を目の当たりにし、3.11のコメディ映画を制作しようと考えを改める。部外者であるアメリカ人がこの題材を扱うことに対して、地元の住民からの反感や週刊誌でのバッシングが起こる中、困難を笑いで乗り越える人々の物語にしようと真摯に向き合っていく。果たして、3.11を題材にした映画は完成するのか?本映像のナレーションを務めるのは、宮城県出身で、この作品のテーマに共感した、「Free!」の七瀬遙役をはじめ、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」のユージオ役など、人気作品のキャラクターを多く演じる人気声優・島﨑信長。島﨑はYahoo!Japanが主催したチャリティーアクション「#311 いまわたしができること」など、現在も精力的に震災支援活動を行っており、本作の予告編ナレーションのオファーを快諾した。笑いは人を笑顔にする。悲しい時、落ち込んだ時、寂しい時に負の感情を紛らわせてくれる。本作では、そんな笑いがもたらす効果に最大限のリスペクトが込められている。

場面写真には、大きすぎるおにぎりに戸惑ったり、現場を明るくするために撮影中にスタッフにいたずらをして笑うスティーブの姿などが収められる。

『永遠の1分。』
2022年3月4日(金) 全国公開
監督:曽根剛
脚本:上田慎一郎
音楽:鈴木伸宏 伊藤翔磨
主題歌:Awich「One Day」
出演:マイケル・キダ Awich 毎熊克哉 片山萌美 ライアン・ドリース ルナ 中村優一 アレキサンダー・ハンター 西尾舞生 渡辺裕之
配給:イオンエンターテイメント

【ストーリー】 コメディが得意なアメリカ人の映像ディレクター・スティーブ(マイケル・キダ)は、3.11のドキュメンタリーを作るために来日するが、被災地を訪れた際に見かけた演劇の舞台をきっかけに、コメディ映画を作ろうと考える。取材を重ねる中で被災状況を目の当たりにするも、アメリカ人という部外者であるために週刊誌に誹謗中傷の記事が出るなど、暗雲が立ち込めてしまう。しかし、彼には映画を撮らないといけない理由があったのだ。一方、3.11で息子を亡くし、ロサンゼルスに移り住んだ日本人シンガーの麗子(Awich)。歌のせいで息子を失ったという罪悪感に苛まれ、再びシンガーとして活動することや日本に残してきた夫と向き合えない年月を過ごしていた。ある時、彼女は夫からの手紙の中にあるものを見つけるが…。

©「永遠の1分。」製作委員会