さとうほなみ「ある種危険でワクワクする作品」、芹澤興人「僕の希望」吉田浩太監督が贈るオムニバス3部作『Sexual Drive』4月公開!

映画『愛の病』や『オチキ』の吉田浩太監督が手掛けたオムニバス3部作映画で、池田良、さとうほなみ、尚玄、芹澤興人、武田梨奈、橋本マナミ、中村無何有が豪華出演する『Sexual Drive』が、4月29日より公開されることが決定した。

本作は、“食”を通じて人間の秘められた欲望を暴露していく連作短編映画。「栗田」という謎の男の登場により、登場人物たちの内なる性(セクシャル)衝動(ドライブ)が暴かれていく新感覚ブラックコメディだ。

第50回ロッテルダム国際映画祭ビックスクリーンコンペティション部門に正式招待されたのを皮切りに、モスクワ国際映画祭、香港国際映画祭、テッサロニキ映画祭など、各国の主要映画祭にも多数招待上映され続ける本作は、大手海外セールス会社のForissimo Filmが海外セールス権を取得し、4月にアメリカでの公開も決定した。

出演は、『恋人たち』の池田良、『光』の橋本マナミ、『彼女』のさとうほなみ、「ワカコ酒」の武田梨奈、『GENSAN PUNCH 義足のボクサー』の尚玄、『あの頃。』の芹澤興人と豪華なメンバーが集まり、吉田浩太監督の独自な世界観に出演を快諾。各キャラクターの暴露される性を、大胆かつ衝動的に演じる。

▼スタッフ&キャスト コメント

■池田良(江夏役/『納豆』出演)
念願の吉田浩太組、クライマックスのシーンの撮影途中で「残りは明日にしましょう」とかいうじらしプレイを受けながら、なんとか撮り切りましたが、納豆で、短編で、これどこで誰が見るんだろう、と不安に駆られていました。が、監督の衝動はここで尽きることなく、さらに短編2本が撮影されて「セクシャルドライブ」(=性衝動)となり、皆様に届くこととなりました。吉田監督の執念と性癖を、是非ご覧下さい。

■橋本マナミ(真澄役/『納豆』出演)
映画セクシャルドライブがこのたび公開になります。私は納豆という作品に出演させていただいています。ネバネバとまとわりつくような作品で想像を掻き立てられる不思議な世界観の映画です。ぜひ劇場で映画納豆の魅惑的な面白さを感じてください!

■さとうほなみ(茜役/『麻婆豆腐』出演)
吉田浩太監督の『納豆』を鑑賞させて頂き、『麻婆豆腐』の脚本を頂いた時、胸が躍りました。ひとりの女性がある男性との出会いで覚醒していくという、ある種危険でワクワクする作品になっていると思います。面白い監督のお側で、思い切り“麻婆豆腐”作らせていただきました!是非お楽しみいただければと思います。

■中村無何有(上原役/『麻婆豆腐』出演)
吉田監督作品の変態性はいつも優しい。「普通」でいようとする度に、悩ましくも外れていってしまう「私たち」を責めたりしない。「普通」でいようとなんとか抑え込む「私たち」を官能的な力強さで解放し、恥ずかしくも哀しい人間の美しさを一緒に泣いて、そばで笑ってくれる。超優しい。映画館で、この映画を発見してください。吉田組映画の一部になれたことが、とても嬉しいです。

■武田梨奈(桃花役/『背油大蒜増々』出演)
世界中の映画祭をドライブしてようやく日本に帰ってきました。食からあらゆる想像を掻き立てながら、独特な表現で人間性や物語を描く、そんな吉田浩太監督の発想を召し上がってください。ネバネバで、アツアツで、コテコテな、3つのストーリーをどうぞお楽しみください!

■尚玄(池山役/『背油大蒜増々』出演)
ソーシャルディスタンスどころか人の心に土足で踏み込み、意図せずしてか荒療治を施していくアンチヒーロー。海外の映画祭を旅して、この愛すべきバカ映画がようやく日本凱旋です。この映画が日本の観客の目にどう映るのか楽しみです。

■芹澤興人(栗田役/『納豆』『麻婆豆腐』『背油大蒜増々』出演)
頼まれた訳でもなく、監督が撮りたいものを衝動に任せて撮る。年齢を重ねてくると難しい事ですが、それを貫いて作品を完成させた吉田さんの姿勢は本当に格好良いです。4年前、吉田監督、池田良さん、撮影の関さん、録音の島津さん、僕という最少人数でクランクインした作品です。海外の映画祭を巡り、日本で公開が決まりました。泥臭くて土臭かったとしても、この事実が僕の希望です。どうかこの作品を無視しないで欲しいです。

■吉田浩太(監督)
精神的にも肉体的にも色々行き詰っていた当時、全く生産性もない、誰の得にもならない自由な発想の作品を撮りたいと思い、作り始めた作品です。どの作品も参考にせず、自分なりのオリジナリティとなるものを目指しました。予算も限られたとても小さな作品ですが、大きい志だけはあると思います。映画は間違いなくコメディなので気兼ねなく笑ってもらい、隠された自分なりの切実なテーマも感じてもらえればいいなぁと思っています。この実験作が皆さんにどのように捉えてもらえるのか、とても楽しみです!

『Sexual Drive』
2022年4月29日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:吉田浩太
プロデューサー:後藤剛
音楽:松本章
出演:池田良 さとうほなみ 尚玄 芹澤興人 武田梨奈 橋本マナミ 中村無何有
配給:シャイカー

【ストーリー】
Vol.1「納豆」:とある休日の夕方にデザイナー・江夏(池田良)の自宅に見知らぬ男・栗田(芹澤興人)がやって来る。江夏の妻・真澄(橋本マナミ)の知り合いだという栗田は、真澄と不倫をしてしまい謝罪に来たと言ってきた。妻と不倫中であるという栗田の告白に動揺する江夏。なぜ妻はこの男と不倫をしたのか。なぜこの男と行為を持っているのか…栗田から妻との不倫の詳細を聞くと、自身の知らなかった妻の内実が明らかになっていく…。

Vol.2「麻婆豆腐」:軽度のパニック障害で休職中の上原茜(さとうほなみ)。リハビリを兼ねて夕飯の麻婆豆腐の買い出しに近所のスーパーへ車を運転していくことになる。運転を心配する夫(中村無何有)をよそに、一人で運転を試みる茜。緊張しながら車を発進させるが、男を轢いてしまう。慌てて警察に連絡しようとするが、男は家まで送ってくれれば大丈夫だという。被害者を家まで送ることになった茜。その被害者の名前は栗田と言った…。

Vol.3「背油大蒜増々」:仕事が忙しい会社員の池上(尚玄)。今日も体だけの関係の萌花(武田梨奈)とのデートがあったが、仕事を理由にキャンセルした。正直、既婚の身でありながら桃花との関係を続けているのも苦になっていた池上。会社で仕事をしていると、桃花の携帯から連絡が入る。面倒に思いながら携帯を取ると、何故か電話口からは栗田と名乗る男の声。不審に思う池山に、栗田は今、桃花と一緒にいると言ってきた…。

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