アニメ「機動戦士ガンダム」の第15話「ククルス・ドアンの島」を、劇場版3部作でも描かれることのなかった伝説のエピソードと共に映画化する『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が、2022年初夏に公開されることが決定した。併せて、超特報映像と安彦監督書き下ろしの超ティザービジュアルがお披露目となった。
1979年に放送された日本ロボットアニメの金字塔にして、ガンダムの原点である「機動戦士ガンダム」の第15話「ククルス・ドアンの島」。ファンの間では名作として知られる本エピソードは、主人公のアムロ・レイと敵対するジオン軍の脱走兵ドアンとの交流を通じて戦争の哀愁が描かれ、当時ガンダムファンの注目を集めた。
本作は、この物語を『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の劇場公開からおよそ40年の時を経て映画化。TVシリーズ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり、累計発行部数1,000万部を超えるヒット作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』を手掛けた安彦良和が監督を務め、現在鋭意制作中だ。劇中には、ガンダムファンにお馴染みのホワイトベースの仲間たちやモビルスーツが登場。壮大なスケールでよみがえるRX-78-02ガンダムとアムロの物語が、最新のアニメーションで描かれる大迫力なモビルスーツ戦と共にスクリーンに舞い戻る。
超特報映像では、RX-78-02ガンダムが、あの名シーンを彷彿とさせる“大地に立つ”様子が描かれる。重厚感ある機体で大地を揺らし、ゆっくりと立ち上がる威風堂々たる姿には圧倒的な迫力を感じる。そして、輸送機ガンペリーが物語の舞台となる島の上空を飛行するシーンが収められるが、一体、この島で何が起きたのか…ガンダムが再び大地に立つ圧巻の映像に仕上がった。
安彦監督自らが描き下ろした超ティザービジュアルでは、主人公アムロ・レイの搭乗機“RX-78-02ガンダム”と“ザク”の姿が描かれ、アムロのこちらに向けるまっすぐな眼差しが印象的だ。さらにザクがガンダムを見下ろすようにも捉えられる様子は緊拍感を漂わせ、静かなる戦いの始まりを予感させる。アムロの何かを訴えかけるような瞳には、どんなメッセージが込められているのか?
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
2022年初夏 全国公開
監督・キャラクターデザイン:安彦良和
副監督:イム ガヒ
原作:矢立肇 富野由悠季
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:田村篤 ことぶきつかさ
音楽:服部隆之
配給:松竹
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