「そして、バトンは渡された」で本屋大賞受賞の瀬尾まいこの珠玉の原作を、『いま、会いにゆきます』「ひよっこ」の岡田惠和が脚本化し、主演に土屋太鳳、相手役には永山絢斗を迎えてドラマ化する「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ」が、 2022年1月7日に放送される。このほど、追加キャストとして仲村トオル、安田成美、佐藤浩市が出演することが発表された。
本作は、一人の女性がある青年に出会ってしまったとき、封印されていた「ミステリーの歯車」が、時空を超えて動き出す、ラブサスペンスとヒューマンドラマの要素を兼ね備えた“家族”と“絆”の物語。
土屋太鳳演じる鈴木千波の父・雅志役は、現在放送中の「日本沈没」に出演中で、「二つの祖国」や「ネメシス」などの人気ドラマにも出演する仲村トオル。大学教授でギターを嗜む父を演じる。千波の母・桂子役は、映画『すばらしき世界』や「みをつくし料理帖」などに出演する安田成美。持ち前の透き通るような美声で、歌が上手な母親を演じる。そして、永山絢斗演じるタケルが働く造船所の社長でタケルの父親代わりのような存在の広木克彦役は、映画『64-ロクヨン‐』や『HERO』、「桶狭間 OKEHAZAMA〜織田信長〜」など数々のヒット作の出演が絶えない名優、佐藤浩市。仕事ではタケルに厳しく接する一方で、陰から見守りタケルへ愛情を注ぐ。
■仲村トオル(鈴木雅志役) コメント
台本を初めて読んだのは、新宿の路上、パーキングメーターに停めた車の中でした。外は凄い雨で、集中して読むには良い環境ではなかったのですが、気がつくと自分の目から凄い雨が…。その後、何度読んでも涙が出てしまうシーンがいくつもあります。(見どころは)登場人物が皆、優しい心を持って懸命に生きているところでしょうか。土屋太鳳さんとは「はじめまして」です。長女の友人に土屋さんの大学の先輩がいるのですが、良い噂しか聞いたことがありません。安田成美さんとは初共演ですが御夫婦で一緒のところをお見かけしたことがあります。とても素敵な奥様感でした。良い家族になれそうな予感がします。永山絢斗くんとは「やっとその時が来た!」という気分です。岡田惠和さんの脚本と若松節朗監督の演出、若松組のスタッフの皆さんとの仕事は「心は暖冬」の予感がします。2022年のはじまりの人の心を暖められるように頑張ります。
■安田成美(鈴木桂子役) コメント
悲しみを乗り越えていく姿がそれぞれ色々な形で描かれていて、苦しみながらでもそれぞれ前向きに生きる登場人物たちをとても愛おしく感じました。千波とタケルの複雑な心の葛藤の中で、お互いを思いやる優しさがステキだと思います。土屋さんはじめ、みなさんが、この本の役柄にとてもぴったりイメージできてご一緒できるのが楽しみです。キャスト・スタッフ一同、クリスマスもお正月も無しで撮影に臨みます。是非、少しでもたくさんの方々が、この番組を観て下さることを願っています。
■佐藤浩市(広木克彦役) コメント
若松監督が演出されると聞いて、きっと良い作品になると確信し参加する事にしました。
新春ドラマスペシャル「優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ」
2022年1月7日(金) 夜8時からテレビ東京ほかにて放送
地上波放送終了後、動画配信サービス「ひかりTV」「Paravi」で配信予定
監督:若松節朗
原作:瀬尾まいこ「優しい音楽」
脚本:岡田惠和
音楽:稲本響
出演:土屋太鳳 永山絢斗 仲村トオル 安田成美 佐藤浩市
【ストーリー】 大学教授でギターが上手な父・雅志、歌がうまくて完璧な母・桂子と暮らす女子大生・鈴木千波(土屋太鳳)が、いつもより早く家を出たある朝のこと。江ノ電のとある駅に着いた千波は、ホームにいた永居タケル(永山絢斗)を見るなり、思わず立ちすくみ激しく動揺する。だが心当たりがないタケルは、話し掛けられても困惑するしかなく…。広木克彦が営む小さな造船所で日々真面目に働くタケルは、古い木造アパートでひとり暮らし中。家には過去に何かあったのか、家族写真や父母のものらしき眼鏡が大事に飾られている。そんな境遇の違う2人は、奇妙な出会いを経て、やがて恋人同士に。ところが千波は、なぜかタケルを両親に会わせようとしない。その衝撃の理由を知ったタケルは…。鎌倉を舞台に、それぞれが忘れられぬ過去から新たな一歩を踏み出すまでの“再生”を描いた、音楽が繋ぐ優しさ溢れる愛と絆の感動物語。
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