藤原竜也「経験を積んで上手い役者さんになった」、松山ケンイチ「絶対に追いつかないところにいる」約15年ぶりの本格共演で互いにリスペクト!

日本のみならずヨーロッパでも絶大な人気を誇る鬼才・筒井哲也による原作コミックを、藤原竜也と松山ケンイチのダブル主演で映画化する新感覚サスペンス『ノイズ』が、2022年1月28日より公開される。このほど、11月28日に渋谷スクランブルホールにてスペシャルトークイベントが行われ、藤原竜也と松山ケンイチが登壇した。

はじめに、藤原は「非常にネタバレがあり喋れないことも多いですが、今日は松ケンの発言をサポートして頑張りたいです。あと2ヶ月なので頑張って盛り上げていければと思います!」と笑いながら挨拶。松山も「ネタバレしてしまうと台無しにしてしまうので、僕が喋るのはここまでにしてニコニコしていようかなと思います!(笑)」と冒頭から二人の仲の良さを感じさせた。

本作で『デスノート』以来約15年ぶりとなる本格共演となった藤原と松山。藤原は松山との共演について「映画でがっつり共演するのが約15年ぶり、今回廣木監督とも初めてで松ケンとの共演も本当に久しぶりだったんですが、クランクインを迎えて松ケンに『緊張するね』と話しかけたら、『何を言ってるんですか。逆にホームに帰ってきた感じですよ』と言ってくれて、それを聞いて頼もしさと嬉しさ、自分も頑張らなきゃなと思わせてくれる良い年の取り方をしたなと思いましたね。本当に色々な経験を積んで上手い役者さんになったな」と振り返り、松山も「『デスノート』の時は僕自身右も左もわからない状態で、それでも竜也さんの演技の迫力には圧倒されてましたし、本当にすごい俳優だと思っていました。あれから少しですけど、俳優ってどう演技すればいいのかとかわかってきて、今回久しぶりに竜也さんと対峙してさらに凄さがわかりました。今回も圧倒されっぱなしで、絶対に追いつかないところにいらっしゃる、とんでもない先輩だなと思いましたね」と尊敬の念を抱いていることを口にした。

本作は絶海の孤島が舞台ということもあり、オール知多半島ロケで撮影が行われた。撮影を振り返った藤原は「大変なシーンが多かったです。廣木監督はワンカットでの撮影が多かったので、良い緊張感がありましたね。知多半島の山や海をバックに説得力のあるシーンが撮れたと感じていますね」と自信をのぞかせ、松山も「色々と制約がある中での撮影だったのですが、ロケも多かったので比較的スムーズに撮影はできたかなと思います。最近は地方に行く機会がなかったので、知多半島になにがあるか調べて撮影に臨みました。若い時は何も考えないで地方での撮影に参加してたので、また別の楽しみ方をさせていただきましたね」と地方での撮影ならではのエピソードを披露した。

『ノイズ』
2022年1月28日(金) 全国公開
監督:廣木隆一
原作:筒井哲也「ノイズ【noise】」
脚本:片岡翔
音楽:大友良英
出演:藤原竜也 松山ケンイチ 神木隆之介 黒木華 伊藤歩 渡辺大知 酒向芳 迫田孝也 鶴田真由 波岡一喜 寺島進 余貴美子 柄本明 永瀬正敏
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 絶海にぽつりと浮かぶ孤島“猪狩島”。時代に取り残され、過疎化に苦しむ島だったが、島の青年・泉圭太(藤原竜也)が生産を始めた“黒イチジク”が高く評価され、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちには復活という希望の兆しが見えていた。そんな平和な日常がある男の登場によって一変する。男の名前は、小御坂睦雄(渡辺大知)。圭太と彼の幼馴染の猟師・田辺純(松山ケンイチ)、新米警察官の守屋真一郎(神木隆之介)の3人は小御坂の不審な言動に違和感を覚え追い詰めていくが、その日の夕方、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。島の未来、そして家族の未来を守るため、3人はこの殺人を隠すことを決意。しかし、小御坂の足取りを追って県警が大挙して押し寄せて静かな島は騒然とする。なんと小御坂は元受刑者のサイコキラーだったのだ。圭太たちの殺人、警察の捜査、島民たちの結束、そして次々と増える第2、第3の死体…。果たして圭太たちはすべてを隠し通せるのか!?

©筒井哲也/集英社©2022映画「ノイズ」製作委員会