「明け方に撮影するシーンは時間との戦い」北村匠海らが明け方まで飲んで語り明かす!『明け方の若者たち』ポスタービジュアル

カツセマサヒコのデビュー作にして大ヒットを記録した同名青春恋愛小説を、松本花奈監督が北村匠海主演、黒島結菜共演で映画化する『明け方の若者たち』が、12月31日に公開される。このほど、本作のポスタービジュアルと新場面写真がお披露目となった。

本作は、大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いた青春劇。

ポスタービジュアルには、“僕(北村匠海)”、“彼女(黒島結菜)”、“尚人(井上祐貴)”の3人が“明け方”まで飲んで語り明かしマジックアワーのようなひと時を過ごす、まさにこの映画を象徴した一コマが収められる。本シーンの撮影は、実際に明け方に敢行された。松本花奈監督は「明け方に撮影するシーンは、時間との戦いでした。30分くらいでどんどん日が昇ってきて、雰囲気が変わってしまうんです。少ないテイクで決めないといけないので、みんなで事前にリハーサルをして、撮り方もしっかり決めて本番に臨みました。大変ではありましたが、ちょっと部活っぽくて楽しかったですね」と振り返る。

新場面写真には、明大前の「くじら公園(玉川上水公園)」や下北沢の「餃子の王将」、「ヴィレッジヴァンガード」、高円寺の「純情商店街」などで“僕”と“彼女”が過ごすシーンが収められる。劇中には東京の様々な場所が登場するが、先日行われたプレミア上映会舞台挨拶では、北村匠海が「(原作者の)カツセさんに自分の人生を覗かれていたのではないかと思うくらい、出てくる場所が自分の過去の思い出に寄り添っていて、下北沢やいろんな場所が出てくるんですけど、実は僕自身の思い出が詰まっている場所で」と劇中に登場する場所が、北村自身が“マジックアワー”を過ごした場所と重なっていることを明かしていた。

『明け方の若者たち』
12月31日(金) 全国ロードショー
監督:松本花奈
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」
脚本:小寺和久
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」
出演:北村匠海 黒島結菜 井上祐貴 山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織 三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ わちみなみ 新田さちか 宮島はるか 佐津川愛美 高橋ひとみ 濱田マリ
配給:パルコ

【ストーリー】 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った“彼女(黒島結菜)”に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕(北村匠海)”は、「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを…。

©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会