北村匠海「身のぎっしりと詰まったカニ味噌みたいに」2022年の抱負を明かす!

カツセマサヒコのデビュー作にして大ヒットを記録した同名青春恋愛小説を、松本花奈監督が北村匠海主演、黒島結菜共演で映画化する『明け方の若者たち』が、2021年12月31日より公開中。このほど、1月8日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの北村匠海、黒島結菜、井上祐貴、そして原作者のカツセマサヒコ、松本花奈監督が登壇した。

年末年始の過ごし方を聞かれた北村は、「年末は大規模な歌合戦に参加しまして(笑)。年末の思い出はそれしかない」とし、年始は「実家に帰って飲み正月」とコメント。続けて「1日の朝からからやっているテレビ番組を観ていると、今年も始まったなってことは、去年も終わったなと思っている。一年のスケジュールを見て、終わっちゃったなって…」としみじみと語った。

同じ質問に黒島は、「年末は大規模な歌合戦を観て過ごしました(笑)。とても良かったです」と北村にニッコリ。年始も家でゆっくりしたそうで、「おもちを食べて、ゆっくり休みを満喫した」と笑顔で語っていた。

今年の抱負について北村は「2022年は、いっぱい失敗できたら」と。「去年は役者としてもバンドとしても、いろいろ得たものが多かった。だからこそここで立ち止まって、いろんなことを学び直す一年にしたい」とし、「抱負としては地味に生きる。学び直さないと、十年後に中身のない人間になりそうな予感がしたので。身のぎっしりと詰まったカニ味噌みたいに。2022年はカニ味噌です」と独特な表現で会場を和ませていた。

『明け方の若者たち』
12月31日(金) 全国ロードショー
監督:松本花奈
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」
脚本:小寺和久
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」
出演:北村匠海 黒島結菜 井上祐貴 山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織 三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ わちみなみ 新田さちか 宮島はるか 佐津川愛美 高橋ひとみ 濱田マリ
配給:パルコ

【ストーリー】 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った“彼女(黒島結菜)”に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕(北村匠海)”は、「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを…。

©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会