「プロではない、むしろアナキスト」ジョン・ベルーシは華々しい成功の裏で何を感じていた?『BELUSHI ベルーシ』予告編&場面写真

コメディアン、俳優、ミュージシャンとして成功をおさめるも、人気絶頂期の33歳という若さでこの世を去ったジョン・ベルーシの生涯に迫るドキュメンタリー『BELUSHI ベルーシ』が、12月17日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

今もなお多くの人に愛される映画『ブルース・ブラザース』のジェイク役などで知られる故ジョン・ベルーシ。本作は、アメリカ・イリノイ州で育った幼少期から、コメディアン、ミュージシャン、俳優として成功をおさめるも、人気絶頂の1982年に33歳という若さで薬物の過剰摂取により亡くなるまで、破天荒だが憎めないキャラクターで人気を博し、アメリカン・コメディ界に革命を起こした天才ベルーシの嵐のように駆け抜けた人生を、愛ある目線で辿っていく。

予告編は、「ジョンの30歳の誕生日に『ブルース・ブラザース』が1位に、「SNL(サタデー・ナイト・ライブ)」は大人気で『アニマル・ハウス』も大ヒット」とジョン・ベルーシがTV、音楽、映画3つのジャンルで同時に頂点となった当時を振り返る妻ジュディスの声から始まる。次に登場するのは、ベルーシの顔を正面から捉えた写真に人生の光と影を表現した配色が足され、日本唯一、独自に制作が許されたメインビジュアル。そして、幼少期のプライベートビデオ、学生時代の写真、ブルース・ブラザースのステージ裏など、貴重な映像や写真が次々に映し出される。彼を語る上で重要な人物の名前も列挙され、思い出を駆け抜けるような構成となっている。33年の短くも濃い生涯を過ごしたベルーシ。彼は華々しい成功や偉業の裏で何を感じていたのか。役者を目指した頃から亡くなる直前まで彼を支え続けたジュディスだからこそ知り得るベルーシの姿が見え隠れする映像となっている。

『BELUSHI ベルーシ』
12月17日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督・脚本:R・J・カトラー
アニメーション:ロバート・バレー
出演:ジョン・ベルーシ ダン・エイクロイド チェビー・チェイス キャリー・フィッシャー ジュディス・ベルーシ
配給:アンプラグド

【作品概要】 アルバニア移民の家庭に生まれ、よそ者と見られることに対しての処世術と成功への願望からか、幼少期から自然とユーモアを身につけたベルーシ。彼は、学生時代にはバンド活動や寸劇をするグループの中心人物として周りを笑わせる存在になる。その後、シカゴの即興コメディ劇団からキャリアをスタートし、その成功を機にニューヨークへ拠点を移す。舞台、ラジオ、TVや映画の他、ライブアルバムを発売すると大ヒット。話題が話題を呼び、あらゆるジャンルで大成功をおさめる。しかし、あまりにも早くアメリカン・コメディの象徴的存在になったことは、彼に大きなプレッシャーとなってのしかかっていく…。

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