岡田将生「僕を叱ってくれる。頼っている部分はあった」、川口春奈「とっても優しいお兄ちゃん」

映画界を轟かす韓国映画界と日本映画の雄である入江悠監督がタッグを組み、前川知大が主宰するイキウメの人気同名舞台を、岡田将生が主演し、川口春奈がヒロインを演じて映画化する『聖地X』11月19日より公開・配信される。このほど、10月28日にスペースFS汐留にて完成披露試写会が実施され、キャストの岡田将生、川口春奈、緒形直人、入江悠監督が登壇した。

韓国でオールロケが行われたという本作。岡田は韓国のスタッフについて、「お茶飲み場みたいなところで、朝6時ぐらいから、すごい辛いカップラーメンを食べてるのがかわいく見えて(笑)。僕は辛いものが苦手だったんですけど、『食べてみるか?』って言われて。毎朝ちょっとだけ会話するのが日課」だったという。

岡田は、本作で初共演となった妹役の川口について「嘘がつけない人、すごく正直な方で、一緒に仕事をしていて気持ちが良い。こっちもダメダメなお兄ちゃんを演じているんですけど、姿勢を正さないとダメみたいな(笑)。現場でも、妹として、僕を叱ってくれるというか。頼っている部分はあった」ことを明かした。

これに対して川口は、兄役の岡田について聞かれると、「撮影中は私のくだらない話を聞いてくれて。とっても優しいお兄ちゃん」とコメント。岡田は「一緒にご飯を食べる時間もあったので、プライベートな話を聞いて『大丈夫、大丈夫』って聞いてました。ありがとうございます…(笑)」と照れくさそうな表情を浮かべていた。

『聖地X』
11月19日(金)劇場・配信/同時公開
監督・脚本:入江悠
原作:前川知大「聖地X」
出演:岡田将生 川口春奈 渋川清彦 山田真歩 薬丸翔 パク・イヒョン パク・ソユン キム・テヒョン 真木よう子 緒形直人
配給:GAGA 朝日新聞社

【ストーリー】 小説家志望の輝夫(岡田将生)は、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、悠々自適の引きこもりライフを満喫中。そこへ結婚生活に愛想をつかした妹の要(川口春奈)が転がり込んでくる。しかし、韓国の商店街で日本に残してきた夫の滋(薬丸翔)を見かける要。その後を追ってたどり着いたのは、巨大な木と不気味な井戸を擁する和食店。無人のはずの店内から姿を現したのは、パスポートはおろか着の身着のまま、記憶さえもあやふやな滋だった。輝夫と要は別荘で滋を取り押さえ、東京にいる上司の星野(真木よう子)に連絡すると、滋はいつも通り会社に出勤しているという。では輝夫と要が捕まえた滋のような男は一体誰なのか?さらに妻の京子(山田真歩)が謎の記憶喪失に襲われた和食店の店長・忠(渋川清彦)は、「この店やっぱり呪われているかもしれません」と言い出す始末。日本人オーナー江口(緒形直人)いわく、店の建っている土地では、過去にも同じように奇妙な事件があったという。負の連鎖を断ち切るため、強力なムーダン(祈祷師)がお祓いを試みるも、封印された“気”の前には太刀打ちできない。この地に宿るのは神か、それとも悪魔か?彼らはここで繰り返されてきた数々の惨劇から逃れ、増幅し続ける呪いから解放されることはできるのか!?

©2021「聖地X」製作委員会