「きっと“私”に殺される…」岡田将生 × 川口春奈『聖地X』恐怖の予告編!共演に緒形直人、真木よう子ら!

映画界を轟かす韓国映画界と日本映画の雄である入江悠監督がタッグを組み、前川知大が主宰するイキウメの人気同名舞台を、岡田将生が主演し、川口春奈がヒロインを演じて映画化する『聖地X』の公開・配信日が11月19日に決定し、追加キャストとして緒形直人、真木よう子、渋川清彦、山田真歩、薬丸翔の出演が発表された。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

夫との生活に嫌気がさし、離婚を決意した東要(川口春奈)は日本を飛び出し、兄の輝夫(岡田将生)が住む韓国の別荘へと足を向けた。突然妹が来たことに驚く輝夫だったが、夫のだらしなさを聞き傷がいえるまで共に韓国で過ごすこととする。しかしそれは悪夢の幕明けだった。二人は知らず知らずのうちに巨木と井戸が目印の名もなき「聖地X」に足を踏み入れていた。そこに入った者は精神を病み常軌を逸して、奇妙な死を遂げていく…。有能な祈祷師が祓いを試みるも太刀打ちできず、悪夢はひたすら続く。輝夫と要たちはこの「聖地X」で起こる数々の惨劇から逃れ、忌々しい土地に根付く「約束された死」から解放されることはできるのだろうか…。

発表された追加キャストには、『もみの家』でヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞し、10月には『護られなかった者たちへ』の公開も控える・緒形直人、『孤狼の血』や現在放送中の「ボイスⅡ 110緊急指令室」でも圧倒的な存在感を放つ真木よう子、『孤狼の血 LEVEL2』でも話題のバイプレーヤー、渋川清彦、「あなたの番です」、「半径5メートル」など話題作への出演が続く山田真歩、舞台「外の道」、「獣の柱」など、前川知大演出作品にも多く出演経験のある薬丸翔と、実力派かつ個性豊かな面々が集結した。また、パク・イヒョン、パク・ソユン、キム・テヒョンら韓国キャストも加わりオール韓国ロケならではの世界観を彩る。

ポスタービジュアルは、輝夫(岡田将生)と要(川口春奈)がジッとこちらを見据え美麗なビジュアルの中に不気味さを纏う。

予告編では、韓国で暮らすことになった兄妹が、呪われた“聖地”で次々と怪異に襲われていく様子が映し出される。そして、同じ人間が同じ時間に別々の場所にいることがわかり、狂気が加速していく。足を踏み入れてしまったものたちが逃げられない“聖地X”に戦慄する映像となっている。

▼キャスト コメント

■緒形直人
入江監督は常にチャレンジしているという印象があります。この作品で初めてご一緒させて頂きましたが、⼊江組にしかない現場の張りが⼼地良かったです。⽇韓のスタッフ、キャストの⼒が合わさり刺激的な現場でした。韓国⼈スタッフの情熱や、俳優たちの芝居や現場での姿勢を⽬の当たりにした事は、これからに繋がる貴重な経験となりました。また、異様な雰囲気で佇む撮影現場やセット美術に不気味な聖地Xを感じました。

■真木よう子
入江監督の作品であるなら、何の役でも出演したいと思いオファーを即決で受けました。撮影を終えてやはり間違いない作品になったと確信しています。私自身、韓国が大好きなので、撮影の合間に韓国語を教えてもらったりとても楽しみながら撮影に挑めました。コロナが落ち着いたらプライベートでもまた韓国に行きたいです。

■渋川清彦
前回、入江監督の「ジョーカーゲーム」に誘ってもらい参加させてもらった時はインドネシアのバタム島という所に3週間くらいいさせてもらい、今回は韓国に3週間くらいいさせてもらいました。入江監督、次はどこですか?準備してますよ。観光地のような賑やかな所だけでなくローカルな町や村で撮影をする時、少し近所を歩いたりして韓国のローカルを肌で感じなんとも気持ち良い日々でした。そして何より食事が合い、毎日楽しみでした。

■山田真歩
「誰か一人でも信じる人間がいるかぎり、本当でない物語などありはしないのだ。」これは『聖地X』の韓国ロケに一冊だけ持っていった本に書いてあった言葉です。自分の知らない国。十年ぶりの入江組。最後まで信じようと思って演じました。

■薬丸翔
イキウメの『聖地X』の中で存在し得る為に、入江監督とスタッフの方と多くのことを話し合い、構築していきました。「舞台を韓国に」という作品に必要不可欠な作業を日韓のプロフェッショナルが見事に実現した、類を見ない作品になっていると思います。

『聖地X』
11月19日(金)劇場・配信/同時公開
監督・脚本:入江悠
原作:前川知大「聖地X」
出演:岡田将生 川口春奈 渋川清彦 山田真歩 薬丸翔 パク・イヒョン パク・ソユン キム・テヒョン 真木よう子 緒形直人
配給:GAGA 朝日新聞社

【ストーリー】 小説家志望の輝夫(岡田将生)は、父親が遺した別荘のある韓国に渡り、悠々自適の引きこもりライフを満喫中。そこへ結婚生活に愛想をつかした妹の要(川口春奈)が転がり込んでくる。しかし、韓国の商店街で日本に残してきた夫の滋(薬丸翔)を見かける要。その後を追ってたどり着いたのは、巨大な木と不気味な井戸を擁する和食店。無人のはずの店内から姿を現したのは、パスポートはおろか着の身着のまま、記憶さえもあやふやな滋だった。輝夫と要は別荘で滋を取り押さえ、東京にいる上司の星野(真木よう子)に連絡すると、滋はいつも通り会社に出勤しているという。では輝夫と要が捕まえた滋のような男は一体誰なのか?さらに妻の京子(山田真歩)が謎の記憶喪失に襲われた和食店の店長・忠(渋川清彦)は、「この店やっぱり呪われているかもしれません」と言い出す始末。日本人オーナー江口(緒形直人)いわく、店の建っている土地では、過去にも同じように奇妙な事件があったという。負の連鎖を断ち切るため、強力なムーダン(祈祷師)がお祓いを試みるも、封印された“気”の前には太刀打ちできない。この地に宿るのは神か、それとも悪魔か?彼らはここで繰り返されてきた数々の惨劇から逃れ、増幅し続ける呪いから解放されることはできるのか!?

©2021「聖地X」製作委員会