ティム・ロス「僕が見つける」なぜ幼馴染は忽然と姿を消したのか?『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』予告編

『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール監督が、アカデミー賞ノミネート俳優ティム・ロスとクライヴ・オーウェンら実力派キャスト共演で贈る極上の音楽ミステリー『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』が、12月3日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

第二次世界大戦下のロンドン。同い年のマーティンとドヴィドルは9歳で出会い、ともに育った。やがて将来有望なヴァイオリニストとして成長したドヴィドルは、デビューコンサートの日に忽然と姿を消した…。35年の月日を経てその真相を追求するマーティンに待ち受ける衝撃の真実とは?

予告編は、賑わったコンサート会場で演奏を楽しみに待つ人々の様子など、笑顔溢れる華やかなシーンから始まる。しかし温かい雰囲気も束の間、「どこにもいない」という一言から状況は一変。報告を受けた正装姿の男性は青ざめる。輝かしいデビューを飾るはずだったヴァイオリニストが行方不明になったのだ。「僕が見つける」と決意をしたマーティン(ティム・ロス)が姿を消した幼馴染の影を訪ね歩く中で、ドヴィドル(クライヴ・オーウエン)を知る人々と出逢い、手がかりを集めていく。予告編を通して印象的に使われているのは、ヴァイオリンの音色。本作の楽曲を演奏するのは、21世紀を代表するヴァイオリニスト、レイ・チェン。この音色は、導かれるように切り替わる映像と相まって、波乱の展開を予想させる。名匠フランソワ・ジラール監督の手腕が生かされた、音楽とミステリーが融合した本作に期待が高まる映像となっている。

場面写真には、幼少期のドヴィドル(ルーク・ドイル)が避難所で大人の視線を浴びながらも凛とした表情でヴァイオリンを弾く姿や、それを傍から見守る幼少期のマーティン、そして失踪した幼馴染を見つけるための手がかりを求めて路上ミュージシャンに聞き込みを行うマーテイン(ティム・ロス)などが収められる。

『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』
12月3日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:フランソワ・ジラール
製作総指揮:ロバート・ラントス
脚本:ジェフリー・ケイン
音楽:ハワード・ショア
ヴァイオリン演奏:レイ・チェン
出演:ティム・ロス クライヴ・オーウェン ルーク・ドイル ミシャ・ハンドリー キャサリン・マコーマック
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 第二次世界大戦が勃発したヨーロッパ。ロンドンに住む9歳のマーティンの家にポーランド系ユダヤ人で類まれなヴァイオリンの才能を持つ同い年のドヴィドル(ルーク・ドイル)が引っ越してきた。宗教の壁を乗り越え、二人は兄弟のように仲睦まじく育つ。しかし、21歳を迎えて開催された華々しいデビューコンサートの当日、ドヴィドルは行方不明になった…。35年後、ある手掛かりをきっかけに、マーティン(ティム・ロス)はドヴィドル(クライヴ・オーウェン)を探す旅に出る。彼はなぜ失踪し、何処に行ったのか?その旅路の先には思いがけない真実が待っていた…。

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