数々の問題作を世に送り、常に日本映画界の話題をさらい続ける園子温監督のハリウッドデビュー作で、ニコラス・ケイジが主演を務める『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が、10月8日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、2019年2月に心筋梗塞で倒れた園子温監督が、死の淵から不死鳥の如く舞い戻り撮り上げた痛快エンターテインメント。高名な悪党であるヒーローは銀行強盗をしくじり囚われ、一帯を牛耳るガバナーの支配から逃亡した女を連れ戻すことを命じられる。特殊なボディスーツに身を包んだヒーローが女を探してたどり着いたのは美しくも暴力的な世界“ゴーストランド”。東洋と西洋が混ざり合い、混沌が包み込む町から女を見つけ出すことはできるのか?ヒーローは自由の身になれるのか?
予告編は、ヒーロー(ニコラス・ケイジ)とバーニス(ソフィア・ブテラ)が「ここはゴーストランド。逃げ出すことはできない」と何者かに宣告されるシーンから始まる。狐や般若の面を被った人が立ち並ぶサムライタウンへ場面が映ると、銀行強盗で罪人として投獄されていたヒーローが、フンドシ一枚で強制的に牢獄から連れ出される。悪徳支配者ガバナー(ビル・モーズリー)から、「凶悪犯の君にしかできない仕事だ」と保釈と引き換えに、ガバナーの孫娘バーニスを連れ戻す仕事を引き受けるヒーローだったが…。不気味に立ち上がるきのこ雲。「助けて!」と泣き叫ぶバーニス。そんな混沌とした状況のなか、悪こそ正義、ヒーローが時間の止まったゴーストランドの時計台の上で、囚われた住民たちに向けて「不可能だと!?必ずお前達を自由にする!」と吠える。果たしてゴーストタウンの住民を自由にすることができるのか?そして時間内にバーニスを連れ戻し、爆発するスーツを無事に脱ぐことができるのか?
『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』
10月8日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:園子温
脚本:アロン・ヘンドリー レザ・シクソ・サファイ
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
出演:ニコラス・ケイジ ソフィア・ブテラ ビル・モーズリー ニック・カサヴェテス TAK∴ 中屋柚香 YOUNG DAIS 古藤ロレナ 縄田カノン 栗原類 渡辺哲 潤浩
配給:ビターズ・エンド
【ストーリー】 世界を牛耳る悪徳ガバナー(ビル・モーズリー)の魔の手を逃れたバーニス(ソフィア・ブテラ)をゴーストタウンから連れ戻すよう命じられた悪名高き銀行強盗ヒーロー(ニコラス・ケイジ)。決められた時間内にサムライタウンに戻らねば自身の命が危ない。ヒーローの運命やいかに!?
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