古田新太「カットかかるとヘラヘラ」、松坂桃李「『良かったですね~!』って(笑)」『空白』特別映像

『あゝ、荒野』、『新聞記者』、『宮本から君へ』など話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、『ヒメアノ~ル』、『犬猿』、『愛しのアイリーン』の𠮷田恵輔が監督・オリジナル脚本を務める、古田新太主演、松坂桃李共演のサスペンス・ヒューマンドラマ『空白』が、9月23日より公開される。このほど、本作の特別映像がお披露目となった。

現代における人と人とのつながりや家族の絆、そしてメディアの正体を浮き彫りにし、何が本当なのか?誰が正義なのか?など、思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出す本作。物語は、中学生の万引き未遂から始まる。中学生の少女がスーパーで万引きしようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまった。娘のことなど無関心だった少女の父親は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。そして、日本映画史に残るであろう感動のラストシーンは、𠮷田監督史上最高傑作との呼び声が高い。

来たる9月8、9日を「空白の日」と銘打ち、全国各地で一斉試写を開催。そのほか、9月8日は古田新太、寺島しのぶ、𠮷田恵輔監督によるメディア向けプレミアトークイベント、同日19時00分からは公式YouTubeチャンネルに古田新太、寺島しのぶ、𠮷田恵輔監督が生出演するなど、『空白』を盛り上げる、そして「この『空白』を埋められるのか」、といった企画が満載な二日間となっている。その「空白の日」を記念し、初公開となる本編シーンとメイキング映像に併せて、主演の古田新太と共演の松坂桃李のインタビュー映像が収められた「空白の日」特別映像が制作された。

初公開の本編シーンからは、予告編で狂気の顔を見せていた、娘を亡くした主人公・充(古田新太)の弱さや父親らしさが垣間見え、ポツリと呟くセリフに胸が締め付けられる。登場人物たちが辛いシーンが多い本作の撮影について、二人は「カットがかかるとヘラヘラしていた」と笑顔。その言葉を裏付けるように、充が花音の葬儀にきたスーパーの店長・青柳(松坂桃李)の胸ぐらに掴みかかり怒鳴り散らすという見ているだけで身震いするほどの迫力があるシーンでは、カットがかかった瞬間に笑顔になる古田と松坂の貴重なメイキングも。一つの事件から人生が狂わされ、全員が加害者にも被害者にもなる登場人物について、古田は「全員かわいそうな人。でも、普通に生きている人」と評する。松坂は鑑賞時に登場人物と自身を重ねる部分もあったと話し、「皆さんにも(重ねる部分が)あるかもしれないので、是非作品を見てその気持ちを紐解いて欲しい」とメッセージを送った。

『空白』
9月23日(木) 全国公開
監督・脚本:𠮷田恵輔
音楽:世武裕子
出演:古田新太 松坂桃李 田畑智子 藤原季節 趣里 伊東蒼 片岡礼子 寺島しのぶ
配給:スターサンズ KADOKAWA

【ストーリー】 全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主(松坂桃李)に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。女子中学生の父親(古田新太)は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。真相はどこにあるのか…?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することに…。

©2021『空白』製作委員会