第25回釜山国際映画祭で主演女優賞とNETPAC賞をダブル受賞した、イム・ソンミ主演作『Fighter(英題)』が、邦題『ファイター、北からの挑戦者』として11月12日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、北朝鮮から逃れ「脱北者」として韓国・ソウルで新たな人生をスタートさせた女性ジナが、ボクシングと出会い、生きる希望と勇気を取り戻す姿を描く感動作。
監督は、フランスと韓国を拠点にするユン・ジェホ。カンヌ国際映画祭に出品されたドキュメンタリー『マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白』で世界に衝撃を与え、その経験を基に本作を作り上げた。
1ヶ月半のボクシング特訓を経てヒロインのジナを演じ切ったのは、大ヒットドラマ『愛の不時着』でも印象を残したイム・ソンミ。女優歴14年目にして初の主演を掴んだ。ジナをボクシングの世界へと導くジムの館長には、『オールドボーイ』などパク・チャヌク監督作の常連で、殺陣師としても活躍するベテランのオ・グァンロクが扮し、また、韓国BLドラマ「Wish you〜僕の心の中 君のメロディー」で主人公インスの友人ミンソン役を演じ、実生活では名優ペク・ユンシクを父に持つペク・ソビンが、ジナの第二の人生を優しく見守るトレーナー・テス役を演じる。
ポスタービジュアルには、「私の闘いは、まだ終わらない。」のキャッチコピーとともに、前をしっかりと見据えてファイティングポーズを構える主人公ジナの凛々しい横顔が印象的だ。
『ファイター、北からの挑戦者』
11月12日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:ユン・ジェホ
出演:イム・ソンミ オ・グァンロク ペク・ソビン
配給:アルバトロス・フィルム
【ストーリー】 韓国、ソウル。ひとりの女が小さなアパートに辿り着いた。彼女は脱北者のリ・ジナ(イム・ソンミ)。休む間もなく食堂で働き出した彼女は、中国に残した父を呼び寄せるためより多くのお金を稼ごうと、清掃の仕事を掛け持ちすることにした。そこは館長(オ・グァンロク)とトレーナーのテス(ペク・ソビン)が二人で切り盛りするボクシングジムで、悲惨な過去と怒りを抱えて壁を作るジナに、館長とテスは静かに燃えるファイティングスピリットを感じ取る。グローブを渡されたジナは、次第にボクシングの世界にのめり込んでいくのだった…。
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